声優・バンドの深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ中心に書いていきます。

アルゴナビス from BanG_Dream!が見せた「Sound Only Live」という新たな可能性

こんにちは、僕です。

4/28と4/29、本来であればバンドリのボーイズバンドプロジェクトである「アルゴナビス from BanG_Dream!」の3rdライブが開催される予定でした。僕も2日目に参加予定でしたが、昨今の情勢を受けてライブは延期に。
その代わりに行われたのが、YouTube上で行われた映像なしの擬似ライブ「Sound Only Live(以下SOL)」です。これは事前に収録したMCや音源を、YouTubeのプレミア公開機能を使って上映するという試みでした。
言ってしまえば豪華なボイスドラマのようなものですが、この試みに「アニメコンテンツ×ライブ」の新しい可能性を見ました。

キャストがアニメのキャラクターの代わりにライブをするのは現在のアニメ作品のスタンダードですが、バンドリは「フィルムライブ」という作品の中で丸々キャラクターがライブをする映像作品を世に出しています。SOLはそこから映像が抜けているようなものなのですが、明確な答えとなる映像がないからこそ、想像の余地を与えてくれています。ライブ中の観客の反応も、よくある「ただ単に歓声があがるだけ」のものではなく、リアルライブに赴けば実際に耳にするような反応で「今こんなことをやったのかもしれない」と、想像を掻き立てられました。
公式Twitterでは開演前のリハーサルの様子を実況しており、まるで本当にキャラクター達が生きてそこに居るかのような演出を行なっていました。これらの効果により、音のみを届ける今回のSOLには不思議なリアリティが生まれていました。プレミア公開のライブ感とアーカイブが残らない設定にしたこともあり、まるで本当にライブがあったかのような感覚を覚えたのです。従来のライブが声優にキャラクターを擬人化させて三次元化しているのに対して、さながら今回のSOLは視覚情報を縛ることで二次元をそのまま現実に持ってきたと言えるでしょう。これって凄く面白いことじゃないでしょうか?
フィルムライブと違い動画を用意していないので、予算的にも安価で作成期間も少ない時間で作ることができます。これは急遽決定した企画だったからでしかないのでしょうが、ある意味怪我の功名というか、アニメ作品のライブにおける新しい表現を確立できるかもしれません。

様々なライブが延期・中止になりしんどい日々を送っていますが、これがきっかけで何か新しい可能性が見つかることって、きっとあると思います。今回のSOLも、そんな中のひとつかもしれません。これがひとつの表現方法として根付くのか、それともこの一件が解決した時に消滅するのかは分かりませんが、思わぬ発見ができたなと思った2日間でした。

それでは今回はこの辺りで。
さようなら!


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