エンタメ感想製作所

音楽や映画、ゲームなどの感想・レビューを素人なりに投稿。専門知識はないけど好きな気持ちは皆平等。

平成最後に『ゴジラじゃない方展』に行ってきたハナシ

こんばんは、僕です。

今日で平成が終わり、明日からは遂に新元号令和が始まります。本日はあいにくの雨でしたが、そんな節目の日に家にこもっているのも勿体ない。
そんな訳で本日は西武渋谷店モヴィータ館7階特設会場にて開催されている『ゴジラじゃない方展』に行ってきました。(書いている内に日を跨いでしまいました。)
単体で映画も制作されたモスララドンゴジラ永遠のライバルであるキングギドラ、怪獣ではないですがゴジラを語る上で欠かせないメカゴジラなど、知名度が高いものは勿論、ゴジラ映画には魅力的な怪獣が多数登場します。その名の通りこの展示会は、ゴジラではなくゴジラ映画を彩る怪獣達にフォーカスした展示会です。



エスカレーターを登り、まず僕を出迎えたのはゴジラでした。ゴジラじゃない方展なのにいきなりゴジラかよ!」というツッコミを密かに抱きつつも、これぞゴジラという迫力ある姿を見せつけています。

f:id:shun0017:20190430223216j:plain
来場者を出迎えるゴジラ。今回は主役を『じゃない方』に譲っている。

展示会場の入り口前にはグッズ売り場が展開されていました。アクリルキーホルダーやTシャツなど、様々なグッズが販売されています。とても可愛いTシャツがあったので買おうか悩んだのですが、部屋着になるのは目に見えているし数も足りているので今回は断念。でもゴジラ関連のTシャツはそのうち欲しいので、ゴジラストアでいずれ買おうかなと思います。
来場前に入場券を提示。僕は今回特典付きの入場券を購入したので、描き下ろしポストカード2枚とトレカ1枚を貰いました。僕が選んだのはポストカードがアンギラスと機龍で、トレカも機龍です。

f:id:shun0017:20190430225047j:plain
一番好きな怪獣アンギラスと、思い出深い機龍をチョイス。

展示会場に入ってすぐ目に入るのは、怪獣の紹介パネルやガラスケースの中に収まる当時の資料、そして怪獣スーツの数々。一番最初に待ち構えていたのはクモの怪獣『クモンガ』です。クモがそのまま巨大化したような怪獣なので特殊能力的なものはありませんが、『ゴジラ FINAL WARS』にも登場した地味に人気のある怪獣ですね。FINAL WARSではゴジラジャイアントスイングを食らいそのまま地平線の彼方に投げ飛ばされていましたが、その後どうなったのでしょうね……。

f:id:shun0017:20190430225759j:plain
怪獣島の決戦 ゴジラの息子』などに登場。見たまんまクモの怪獣。

すぐ近くには同じく虫型の怪獣『カマキラス』が待っていました。クモンガ同様『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』に初登場し、クモンガと合わせてその操演技術が高く評価された怪獣です。日本特撮映画の技術の高さが現れていた怪獣の一角とも言えるかもしれません。FINAL WARSにも登場しましたが、良いところが何一つないまま鉄塔に突き刺さり、モズのはやにえ状態に。アニメ版ゴジラでは、人類の前に初めて姿を現した怪獣として活躍しました。汚名返上できて良かったな……と小説を読んでいて思いました。

f:id:shun0017:20190430231558j:plain
FINAL WARSでは単体で登場したばっかりに無残な最期を遂げたカマキラスくん。

その先には僕も好きな地底怪獣『バラゴン』が。バラゴン可愛いですよね、耳が大きくて可愛い。初登場は『フランケンシュタイン対地底怪獣』ですが、僕の中では『ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃』での護国三聖獣としての印象が強いです。

f:id:shun0017:20190430233129j:plain
GMKではゴジラに蹂躙される可哀そうな役回りだったバラゴン。もっと活躍の場を……。

バラゴン近辺には東宝特撮映画のデザインを担当する西川伸司さんが描かれたイラストがでかでかと展示されています。全ては載せませんが、側面にはデフォルメされた怪獣のイラストも。とても可愛かったです。

f:id:shun0017:20190430234019j:plain
カマキラスに襲われるミニラ。ゴジラの息子の一幕。
f:id:shun0017:20190430234355j:plain
GMK版の白目ゴジラ。迫力が凄い。
f:id:shun0017:20190430234546j:plain
我らがアンギラス
f:id:shun0017:20190430234655j:plain
チタノザウルスの背後に隠れるキングシーサー

すぐ先では本日限りで西川さんがご来場し、ライブペインティングを披露されていました。僕が来た時には1枚目がほぼ完成しており、続けて2枚目の制作に取り掛かっていましたので、そこからは完成まで見させていただきました。資料も何も見ずに墨汁と筆で描かれるイラストは、凄まじいの一言。繊細さとダイナミックさを両立したイラストが流れるように紡がれていきました。

f:id:shun0017:20190430235206j:plain
目の前で描かれるメカゴジラは圧巻でした。
f:id:shun0017:20190501000528j:plain
完成したメカゴジラ三人衆。どうやって筆でこの緻密さとメカメカしさを表現しているのか。
f:id:shun0017:20190501000747j:plain
2枚目のビオランテ。植物の繊維表現に筆は向いているらしい。

ライブペインティング終了後、人が少なくなったところを見計らい残りの展示を見て回りました。エビラヘドラが並んで展示されていましたが、これはFINAL WARSを意識しているのかな? FINAL WARSではカマキラス以上に不憫な扱いを受けていた両怪獣。エビラはともかく、ヘドラはあんなお手軽に処理される怪獣ではなかったはずなんですがね……。放射熱線でまとめて葬られましたが、ヘドラさえなければ焼かれたエビラは美味しそうだなぁと幼子に思ったものです。放射能で食えたもんじゃないでしょうが。

f:id:shun0017:20190430235731j:plain
おどろおどろしい姿のヘドラ。公害がなくなりFINAL WARSでは弱体化したのかもしれない。
f:id:shun0017:20190501000146j:plain
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』に初登場。いつ見ても怪獣っぽくはない。

近くにはモスラの幼虫と、轟天号に絡みつくマンダも展示されていました。モスラは言わずと知れた人気怪獣ですが、マンダはあまり知名度が高くありません。とはいえ、アニメ版ゴジラの小説では非常に強力な怪獣として人類を脅かす活躍を見せてくれました。轟天号とは三度戦いを繰り広げ、言うなればライバルのような存在。いつかまた戦ってくれたら嬉しいです。

f:id:shun0017:20190501003411j:plain
元祖キモ可愛い。ゴジラに対する勝率が成虫より高いことで有名。
f:id:shun0017:20190501003617j:plain
轟天号を締め上げるマンダ。恐らくこの後冷凍粉砕されている。

出口付近にはモゲラ平成メカゴジラ3式機龍が揃い踏み。こうなると昭和メカゴジラも並んでいてほしかったなと思ってしまいます。やはりゴジラのロボットはかっこいいなぁとたくさん写真を撮らせてもらいましたが、今回は1枚ずつ掲載します。今後のゴジラシリーズではメカゴジラの登場はないのでしょうか。アニメ版ではメカゴジラ・シティーとしての登場だったので、もう15年以上動くメカゴジラはスクリーンで表現されていないということになります。スーパーXなどのトンデモ兵器もまた映画館で見たいなぁ……。

f:id:shun0017:20190501001646j:plain
飛翔するメカゴジラ。ガルーダがないのでスーパーメカゴジラではない。
f:id:shun0017:20190501001823j:plain
ゴジラvsスペースゴジラ』で登場したモゲラ。『地球防衛軍』のモゲラから大幅に姿を変えた。
f:id:shun0017:20190501002310j:plain
初めて映画館で見たゴジラが機龍登場作『ゴジラ×メカゴジラ』だった。この出会いが今に繋がっている。

展示を見終わった後は、西川さんのサイン会に参加。会場で購入できる新元号クリアファイルを購入すればだれでも参加できるとのことで、この機会を逃すまいと参加しました。サイン会は盛況でとても並んでいましたが、無事サインを頂くことが出来ました。イラストまで描いていただけるという贅沢なサイン会で、僕は機龍を書いていただきました。アンギラスと悩んだのですが、僕のゴジラの入り口となった機龍に決めました。少しだけですがお話も出来たのでこのお話をさせていただいたところ、「ハム太郎を見に来たらゴジラだったパターンだ」と懐かしいお話が。「僕はゴジラ目当てで見に行きました」とお伝えさせていただきました。

f:id:shun0017:20190501004355j:plain
西川さんのサイン。機龍を書いていただきました。


今月末にはハリウッド発 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開されます。今作はゴジラ以外にもモスララドンキングギドラが登場しますので、今回の展示会は良い弾みになるのではないかなと思います。
この展示会はGW最終日の5月6日まで開催されていますので、ご興味のある方は是非見に行ってみてください。5月1日から3日までの間は先着で改元記念ポスターの配布もありますし、最終日にはなんと三池敏夫監督が来場し、展示怪獣の生解説ガイドツアーも行われます。ファン大注目のイベントだと思いますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

それでは今回はこの辺りで。さようなら!