エンタメ感想製作所

音楽や映画、ゲームなどの感想・レビューを素人なりに投稿。専門知識はないけど好きな気持ちは皆平等。

【ディスクレビュー】4分で有咲が分かるピアノポップ バンドリ!市ヶ谷有咲キャラソン『す、好きなんかじゃない!』

こんにちは、僕です。

今回はバンドリ!市ヶ谷有咲のキャラソンす、好きなんかじゃない!』のディスクレビューです。『花園電気ギター!!!!』以来の中々にぶっ飛んだ一曲の登場ですよ。早速書いていきましょう。

 

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す、好きなんかじゃない!

す、好きなんかじゃない!

キーボードが輝くギターチューン

例によって担当楽器が目立つ曲なので、キーボードの音がとてもよく聞こえてきます。同時に意外なほどギターの主張も強いです。もう少しポップより、もしくはバラードよりなしっとりとした曲になったりするのではと予想していただけに、しっかりとしたギターサウンド曲なのは驚きました。

個人的にはイントロの出だしからいきなり力強いキーボードから始まるのが、ド頭で掴みに来ている感じで好きです。その後に続く高らかなギターのサウンドも良いですね。あと、聞いていると結構ベースが動いている曲でもありそうですね。キーボードが目立つ曲かと思いきや、他の楽器もかなり主張しているように思えます。

サビのドラムでダンスビート、所謂4つ打ちを使っているところがあるのですが、ここがボーカルと合わさったときにすごくキャッチーになるというか、頭に残るように作用しているのも重要なところかと思います。元々使えば絶対キャッチーになる『卑怯ドラム』とまで言われる4つ打ちダンスビートに、後述する面白い歌詞が歌われるのですごく記憶に残ります。サビ頭に持ってくるあたりニクいですね。

 

ついつい口ずさみたくなる歌詞

 歌詞ですが、おたえのときのように実にキャラソンらしい歌詞です。歌詞の特異性で言えば、この曲の方が上かもしれません。記事のタイトルの通り、4分程度で有咲がどんなキャラで香澄たちをどう思っているのかがよく分かります。歌詞ですら少し口が悪いので口調まで分かります。ホント分かりやすいというか、ちょろいというか……。

どこを切り取っても結構面白い歌詞なんですが、まぁやっぱり一番はサビでしょう。前述した4つ打ちのところで歌われている歌詞です。

『ちょまま ちょままま ちょっと待ってちょっと!』

なんだこの歌詞は……。

この歌詞は本当に一回聞けば忘れられなくなります。効き方がフックどころじゃない、最早抉れている。4つ打ちのキャッチーさと、それにハマった「ちょまま」が暴力的なまでにキャッチーです。

 

 夏空 SUN! SUN! SEVEN! ~Acoustic Ver.~

優しくポップなアコースティック

 この曲は今までのアコースティックアレンジの中でも一番温かみがあると思います。元々とても明るくてポップな曲ですが、例によってアコースティックになることで、音の柔らかさが心地よく耳に残るようになりましたね。唯一鍵盤ハーモニカが使われているのも大きいでしょうか。あの少し間の抜けた音がいい味を出しているような気がします。

ボーカルが香澄ではなく有咲になっていることで、明るいイメージの原曲と比べると可愛らしさが目立つようになっているようにも感じました。声のイメージの違いとアコースティックになった結果が組み合わさり、曲の印象も少し変わって聞こえると思いました。

 

まとめ

ポピパのキャラソンシリーズラストにして、キャラソンとしてトップの輝きを誇る一枚になったと言ってもいいと思います。

『す、好きなんかじゃない!』は『花園電気ギター!!!!』に匹敵する鮮烈な印象を与える曲でした。聞くだけでキャラクターが分かる上に、非常にキャッチー。特にサビの4つ打ちと音ハメした歌詞のインパクトはとても大きいです。

『夏空 SUN! SUN! SEVEN! ~Acoustic Ver.~』は鍵盤ハーモニカの音が増えたことで華やかさも増し、音の温もり的なものを感じられました。聞いていてなんだか笑顔になってくるような、ある種幸福感を感じられるアレンジだったように思えます。

 

終わりに

キャラソンのリリースも終わり、バンドリのCD展開も少しは落ち着くかな〜と思っていましたが、Afterglowの1stやRoseliaの3rd、果てにはポピパの7thとまだまだ止まる気配のない展開。今日も僕は散財をします。9月からはバンドリの円盤とシンフォギアの円盤が重なるので本当にヤバいです。ちょっと色々資金繰りを考えなければ……。

さて、いよいよ来週には武道館公演。今から楽しみで仕方がありません。ライブビューイングも好調らしくて嬉しい限りですね。僕は前日祭にも参加するのでそちらも楽しみです。できればそこで物販は買いたいもの買いきりたいですね。実はオーイシさんのライブがその日あるので、二日連続ライブなんですよね。楽しみですけど疲れそうです。

 

それでは今回はこの辺で。レビューかなり遅くなってしまっていますが、ハロハピのレビューも書きますのでそちらもよろしくお願いします。

 

 

 

【ディスクレビュー】爽やかな旋律が心を震わせる バンドリ!山吹沙綾キャラソン『遠い音楽 〜ハートビート〜』

こんにちは、僕です。

発売から間が空いてしまっていますが、今回はバンドリ!の山吹沙綾のキャラクターソングである『遠い音楽 〜ハートビート〜』のディスクレビューです。早速書いていきましょう。

 

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遠い音楽 〜ハートビート〜

遠い音楽 〜ハートビート〜

『スタービート』と『ハートビート』

一聴してすぐ「良いな」と思いました。分かりやすい派手さはないですが、とても爽やかな曲調でかっこいいです。恐らくポピパの全キャラソンの中で最もクセがなく、誰でも好きになれる正統派な曲なんじゃないでしょうか。この軽快さや爽快感みたいなものがなんとなく若さを感じでグッときます。

 個人的にこの曲で注目したいのは『STAR BEAT! 〜ホシノコドウ〜』との関係です。沙綾との関わりの強いスタビですが、今回の曲の中にセルフオマージュのような点がちょこちょことあるんですよね。一番よく分かる点を取り上げますと、ラスサビの歌い出しのギターリフです。これ完全にスタビの『Lalalala……』のところで鳴っているギターと同じです。全く同じではないですけど、ほぼ同じですね。多分音作りも同じだと思います。こんな感じで探してみると類似点がちょいちょいあります。スタビのサビ入りである『STAR BEAT!』というところは無音で落としていますが、この曲でもサビ前は無音落ちがあり、それこそ『STAR BEAT!』という歌詞がちょうど収まるくらいの間隔です。この曲はアンサーソングのような立ち位置なのかもしれませんね。

 

遠い音楽を掴み直した沙綾の歌

 キャラソンということでもちろん歌詞は沙綾のことが歌われています。おたえやりみと比べて非常に意味を読み取りやすいストレートな歌詞です。歌詞の内容はドラムを辞めた沙綾か香澄と出会って再び音楽を始めた、というアニメの展開に沿った沙綾の想いが歌詞になっているものと言えるでしょう。今回は歌詞について考察する必要はないでしょうね。とにかく歌詞を読みさえすればすぐに理解できると思います。個人的にはサビの歌詞はどれもすごい好きです。

 

 

流石の歌唱力、しかし山吹沙綾というよりは大橋彩香

さて、ボーカルの方ですがそこは流石の大橋彩香。とても伸びやかに歌い上げていると思います。ファルセットへの切り替えもスムーズで綺麗ですね。ただ一点言うことがあるとすれば、山吹沙綾というキャラクターが歌っていると言うよりは大橋彩香さん本人が歌っているのとそう変わらないようにも思えました。まぁこれは単純に沙綾がそういう声だから、ということで片付くのですが、キャラソンとしてはもう少し差別化させても良かったのかなと思います。そのぶん本来の実力を存分に発揮できているところはあるかもしれませんけどね。そこは香澄役の愛美さんとの違いでしょうか。

 

STAR BEAT! ~ホシノコドウ~ ~Acoustic Ver.~

沙綾といえばこの曲

先ほども話題にあがりましたが、スタビは沙綾とは所縁のある曲です。そうなれば当然アコースティックとして歌うことになりますよね。伸びのあるボーカルも曲にぴったりです。曲だけ見れば全キャラソンの中で最もキャラクターに合わせた構成で作られた1枚だと言えるかもしれませんね。アコースティックになることで歌詞もより噛み締めて聞くことができるので、沙綾が歌っていることと合わせてグッと来ます。……さっきスタバについてちょっと書いたからここで書くことがないっすね。アコースティックって基本あんまり書くことないんですけどね。

 

アコースティックの魅力を引き出せる曲

今までもアコースティックになることで新たな発見があったり、より魅力的に聞こえるなんてことがありました。今回のスタビアレンジも例によって原曲の良さを一層感じさせてくれるもののような気がします。

アコースティックになることで曲そのもののメロディーの美しさがよく分かるようになると思うのですが、スタビはそれがとてもよく分かる一例な気がします。そもそもスタビはメロディアスで綺麗な曲なんですが、原曲はそこに勢いが乗っかるのでアコースティックほどじっくりメロディーを楽しむことはできないと思います。なのでこうしてアコースティックを聞くことでスタビのかっこいいだけではない部分をより楽しむことができる気がします。

 

まとめ

まさに沙綾のための1枚と言えるCDです。『遠い音楽 〜ハートビート〜』は作中での沙綾を知っていればグッと来ること間違いなし。スタビを意識した作りなのも良かったです。歌声が大橋さん本来のものに近い点や、曲自体が爽やかでクセの少ないものなので悪く言えば個性があまりないとも言えますが、そのぶん誰が聞いても「良い曲」だと思える、沙綾らしい安心感のある曲なのではないでしょうか。

スタビのアコースティックアレンジはメロディーそのものの美しさを存分に味わえます。沙綾のボーカルも曲にマッチしていて、とても良い雰囲気の曲になっていました。

 

おわりに

何かと忙しくディスクレビューを溜めてるわけですが、なるべく早く有咲のキャラソンとハロハピのディスクレビューも書けるよう頑張りますね。

8月はバンドリ!関連で言えばRoseliaの3rdシングルも決まりましたし、何よりポピパの武道館ライブがあります。今から楽しみで仕方がありません。1000回とかスタビで泣く気がしています。物販情報が出ましたが、あまり豪遊もできないので今から何を買うかよく考えておこうと思います。たまたまオーイシさんのライブに行くため前日も休みなので、前日祭も参加してこようと思います。ある程度はそこで物販を買っておくのが吉ですね。

それでは次は有咲のディスクレビューで。お疲れさまでした。

 

 

 

 

【ライブレポート】次なる高みへ昇り詰めるRoseliaが魅せた、圧巻のステージ Roselia1stライブ『Rosenlied』追加公演有明コロシアム

こんばんは、僕です。

今日は有明コロシアムで行われたRoselia1stライブ『Rosenlied』の追加公演に参加してきました〜。一気にキャパが10倍に増えたわけですが、会場は超満員! 壮観でしたね。僕は友人と現地集合で参加したんですけど、道中大雨の影響で電車が大幅に遅延したせいで入場がギリギリになってしまって焦りました。席着いてから数秒で始まりましたので……。

さて、今回は初めてのアリーナ席でした。G列の15番だったので、アリーナでは最後列です。まぁ見えにくいところもありましたが、後ろを気にせず背伸びしたりできたので真ん中よりは良かったのかもしれませんね。下手なアリーナ席よりは両脇の1階席の方がステージがよく見えて良かったんじゃないでしょうか?

セトリ

1.LOUDER

2.BLACK SHOUT

3.魂のルフラン

4.Hacking to the Gate

5.熱色スターマイン

6.ETERNAL BLAZE

7.陽だまりロードナイト

8.Re:birth day

EN

9.BLACK SHOUT

10.LOUDER

更に上達した演奏技術

僕が最後にRoseliaのライブを見たのは、ポピパの3rdライブのライブビューイングです。一応ブシロードライブの映像は見ていますが、修正されていない生の演奏を見たのは2月ぶりです。あのときはどことなくぎこちなさもあった楽器隊ですが、もう随分貫禄が出てきたなぁという印象でした。櫻川さんは最初腕でドラムを叩いていたのが、今となってはしっかり手首で叩いていて初心者感も抜けていましたね。時々ちょっともたついたかな、というところはありましたけど、目立ったミスもなく最後まで迫力のある演奏を見せてくれたと思います。曲数も一気に増えて、おまけに先月のライブでは演奏しなかった新曲の「熱色スターマイン」まで披露。それぞれの仕事をこなしながらの練習はすごく大変だったのは間違いありません。本当にかっこいい演奏でした。
個人的に好きだったポイントをいくつか挙げてみましょうか。『BLACK SHOUT』のギターソロは何回聞いても痺れる音色ですね。音源よりもライブの方がカッコいいと思います。友人と「ちょっとベースライン変わってる?」なんて話もしましたが、聞き比べてみないとわかりませんね。『熱色スターマイン』のBメロなんかは音だけならメタルバンドのそれに近いと思います。かなり重たい音でとても好きでした。僕はOVAを見てるのであこが歌うのは知っていましたけど、まさか友希那の台詞もあるなんて思いませんでしたね。アドリブかと思いましたが、ライブで聞くと宣言みたいでかっこよかったです。個人的MVPな曲は『LOUDER』です。分かっていましたけど、ライブで聞くとここまでかっこいいのかと。ライブで最も映える曲かもしれませんね

バンドのまとまりと流石のステージング

バンド仲がいいのはもちろん知っていましたが、それがライブにも反映されている気がしましたね。バンドの信頼関係がステージ上でも見えてきたように思えます。終始いい雰囲気で進んだライブでした。一層バンドとしてのグルーブ感は増してきたんじゃないでしょうか。バンド仲が良くて、バンド活動事態も楽しんでくれてるというのがステージから伝わってくると、こちらとしても本当にうれしくなってしまいます。
ステージングは流石でしたね、しっかり魅せてくれました。願わくば次はもっと近くで見てみたいものです。モニターに頼らずともある程度手元の動きが見える近さ、せめてドラムとキーボードがしっかり確認できる位置にいきたいです。モニターに頼らざるを得なくなると、全体を俯瞰してみることもできないのでどんなステージングをしているのかがとらえきれないんですよね。ただ僕が確認できた範囲では、Roseliaらしく過剰に煽ったりはしなくとも演奏する姿で魅せてくれていたんじゃないかと思います。あ、そういえば『陽だまりロードナイト』のCメロ付近だったと思うんですけど、明坂さんが大きく手拍子煽りをしていたの可愛かったですね。アウトロのシンガロングパートも含めて楽しかったです。Roseliaにはあまりない『みんなでノる』タイプの曲ですが、それこそリサのようにセトリのバランスを取ってくれる曲な気がしました。

次の舞台はなんと幕張

さて、最後には10月に早くも2ndライブの開催が決定しました。会場はなんと、幕張メッセイベントホール! キャパは最大で9000です。もちろんそこまで詰め込むことはできないでしょうが、今回のキャパを超えることにはなるでしょう。Roseliaの躍進が止まりません。今日は大石昌良さんや黒崎真音さんなど多くの業界の方が見に来ていたらしく、注目度も高いんでしょう。『バンドリ』というコンテンツそのものの人気も高まっているようで、ファンとしてはうれしい限りです。今回の有明コロシアムが満員だったことを考えると、幕張もそう心配はいらないでしょう。さらにレベルアップした姿を見せてくれるのは間違いありませんし、次回もぜひ現地でライブを楽しみたいです。

おわりに

今回のライブの動員数や盛り上がりを見ると、『バンドリ』も下手なことをしなければ暫く安泰なのかなと安心しました。なんだかんだ言われても、ポピパだって無事に武道館を埋めることに成功している訳ですからね。いちファンとして素直に喜ばしいことです。これからも素晴らしい音楽を聞かせてくれるんだろうという期待で胸が膨らみます。僕はこれからも『バンドリ』を応援していきたいと思います。これからのコンテンツの展開やライブ活動が今から楽しみです。僕は来月のポピパの武道館公演にも参加しますので、参加される他のみなさんよろしくお願いします、多分当日はペンライトは持たず、腕に発光するリストバンドを付けていると思います。
余談ですけど、物販でこの光るリストバンド売れば絶対に儲かると思うんですよね。一定数僕みたいに「仮にもバンドのライブなんだから、ペンライトやサイリウムを手に持つのは違和感や抵抗がある」って人いるんですよ。でもアニメのライブでもあるので、光の美しさっていうのは完全に捨てきるのはよくないかなと思うのです。そこで双方の需要を満たしてくれる光るリストバンドの出番ですよ。手は自由なまま、光による演出をすることが出来る訳です。『バンド』のライブの楽しみ方と『アニソン』の楽しみ方、どちらも達成することが出来るんです。どうですかブシロードさん? 発売されなければ勝手に通販で買って使用します。皆さんもどうですか?

それでは次はディスクレビューで。あまり暇がないので時間が開くかもしれませんが、発売された分のバンドリのCDはしっかり書かせてもらいます。改めてRoseliaのライブ最高でした。お疲れさまでした!