エンタメ感想製作所

音楽や映画、ゲームなどの感想・レビューを素人なりに投稿。専門知識はないけど好きな気持ちは皆平等。

【ディスクレビュー】爽やかな旋律が心を震わせる バンドリ!山吹沙綾キャラソン『遠い音楽 〜ハートビート〜』

こんにちは、僕です。

発売から間が空いてしまっていますが、今回はバンドリ!の山吹沙綾のキャラクターソングである『遠い音楽 〜ハートビート〜』のディスクレビューです。早速書いていきましょう。

 

f:id:shun0017:20181210173858j:image

 

遠い音楽 〜ハートビート〜

遠い音楽 〜ハートビート〜

『スタービート』と『ハートビート』

一聴してすぐ「良いな」と思いました。分かりやすい派手さはないですが、とても爽やかな曲調でかっこいいです。恐らくポピパの全キャラソンの中で最もクセがなく、誰でも好きになれる正統派な曲なんじゃないでしょうか。この軽快さや爽快感みたいなものがなんとなく若さを感じでグッときます。

 個人的にこの曲で注目したいのは『STAR BEAT! 〜ホシノコドウ〜』との関係です。沙綾との関わりの強いスタビですが、今回の曲の中にセルフオマージュのような点がちょこちょことあるんですよね。一番よく分かる点を取り上げますと、ラスサビの歌い出しのギターリフです。これ完全にスタビの『Lalalala……』のところで鳴っているギターと同じです。全く同じではないですけど、ほぼ同じですね。多分音作りも同じだと思います。こんな感じで探してみると類似点がちょいちょいあります。スタビのサビ入りである『STAR BEAT!』というところは無音で落としていますが、この曲でもサビ前は無音落ちがあり、それこそ『STAR BEAT!』という歌詞がちょうど収まるくらいの間隔です。この曲はアンサーソングのような立ち位置なのかもしれませんね。

 

遠い音楽を掴み直した沙綾の歌

 キャラソンということでもちろん歌詞は沙綾のことが歌われています。おたえやりみと比べて非常に意味を読み取りやすいストレートな歌詞です。歌詞の内容はドラムを辞めた沙綾か香澄と出会って再び音楽を始めた、というアニメの展開に沿った沙綾の想いが歌詞になっているものと言えるでしょう。今回は歌詞について考察する必要はないでしょうね。とにかく歌詞を読みさえすればすぐに理解できると思います。個人的にはサビの歌詞はどれもすごい好きです。

 

 

流石の歌唱力、しかし山吹沙綾というよりは大橋彩香

さて、ボーカルの方ですがそこは流石の大橋彩香。とても伸びやかに歌い上げていると思います。ファルセットへの切り替えもスムーズで綺麗ですね。ただ一点言うことがあるとすれば、山吹沙綾というキャラクターが歌っていると言うよりは大橋彩香さん本人が歌っているのとそう変わらないようにも思えました。まぁこれは単純に沙綾がそういう声だから、ということで片付くのですが、キャラソンとしてはもう少し差別化させても良かったのかなと思います。そのぶん本来の実力を存分に発揮できているところはあるかもしれませんけどね。そこは香澄役の愛美さんとの違いでしょうか。

 

STAR BEAT! ~ホシノコドウ~ ~Acoustic Ver.~

沙綾といえばこの曲

先ほども話題にあがりましたが、スタビは沙綾とは所縁のある曲です。そうなれば当然アコースティックとして歌うことになりますよね。伸びのあるボーカルも曲にぴったりです。曲だけ見れば全キャラソンの中で最もキャラクターに合わせた構成で作られた1枚だと言えるかもしれませんね。アコースティックになることで歌詞もより噛み締めて聞くことができるので、沙綾が歌っていることと合わせてグッと来ます。……さっきスタバについてちょっと書いたからここで書くことがないっすね。アコースティックって基本あんまり書くことないんですけどね。

 

アコースティックの魅力を引き出せる曲

今までもアコースティックになることで新たな発見があったり、より魅力的に聞こえるなんてことがありました。今回のスタビアレンジも例によって原曲の良さを一層感じさせてくれるもののような気がします。

アコースティックになることで曲そのもののメロディーの美しさがよく分かるようになると思うのですが、スタビはそれがとてもよく分かる一例な気がします。そもそもスタビはメロディアスで綺麗な曲なんですが、原曲はそこに勢いが乗っかるのでアコースティックほどじっくりメロディーを楽しむことはできないと思います。なのでこうしてアコースティックを聞くことでスタビのかっこいいだけではない部分をより楽しむことができる気がします。

 

まとめ

まさに沙綾のための1枚と言えるCDです。『遠い音楽 〜ハートビート〜』は作中での沙綾を知っていればグッと来ること間違いなし。スタビを意識した作りなのも良かったです。歌声が大橋さん本来のものに近い点や、曲自体が爽やかでクセの少ないものなので悪く言えば個性があまりないとも言えますが、そのぶん誰が聞いても「良い曲」だと思える、沙綾らしい安心感のある曲なのではないでしょうか。

スタビのアコースティックアレンジはメロディーそのものの美しさを存分に味わえます。沙綾のボーカルも曲にマッチしていて、とても良い雰囲気の曲になっていました。

 

おわりに

何かと忙しくディスクレビューを溜めてるわけですが、なるべく早く有咲のキャラソンとハロハピのディスクレビューも書けるよう頑張りますね。

8月はバンドリ!関連で言えばRoseliaの3rdシングルも決まりましたし、何よりポピパの武道館ライブがあります。今から楽しみで仕方がありません。1000回とかスタビで泣く気がしています。物販情報が出ましたが、あまり豪遊もできないので今から何を買うかよく考えておこうと思います。たまたまオーイシさんのライブに行くため前日も休みなので、前日祭も参加してこようと思います。ある程度はそこで物販を買っておくのが吉ですね。

それでは次は有咲のディスクレビューで。お疲れさまでした。