エンタメ感想製作所

音楽や映画、ゲームなどの感想・レビューを素人なりに投稿。専門知識はないけど好きな気持ちは皆平等。

【ディスクレビュー】チョコレートのように甘いスウィートポップ バンドリ!牛込りみキャラクターソング『チョコレイトの低音レシピ』

こんばんは、僕です。

今回は先日発売されたバンドリ牛込りみのキャラソン『チョコレイトの低音レシピ』のレビューです。花園電気ギター!!!!から少し間が空いて申し訳ないです。何かと忙しかったというか気乗りしなかったというか、数日手が動かない状態でした。あんまり間が空いてもよくないので頑張って書いていきましょう。

 

 

 

チョコレイトの低音レシピ

チョコレイトの低音レシピ

ベースがうねりスラップが弾むポップソング

ベース担当が歌うということもあり、この曲は非常にベースが目立っているのではないでしょうか。歌い出しからAメロ頭ですぐにスラップが挟まれ、その後もとても動きがあるうねるベースラインに耳を引かれます。UNISON SQUARE GARDEN好きとしてはこういうベースラインに動きがある曲大好きなので、この曲かなりいいなぁと思いました。必聴なのはもちろんありますベースソロ。バッキバキのスラップが楽しめます。ベース好きにはたまらない曲なのではないでしょうか。

曲調は可愛らしいポップスと言ったところでしょうか。『どきどきSING OUT!』とも『花園電気ギター!!!!』とも違うものです。終始鳴り続けているキーボードがこの曲の甘くて優しい雰囲気を演出しています。これがあるとないとでは大違いでしょう。心地いい音色とりみの甘ったるい歌声とが合わさると脳にキマす。すごい可愛い曲。

 

伝えたい気持ちは『チョコ』と共に

これまた「キャラソンだなぁ〜」と言った歌詞で面白い。歌詞中にはたくさんのチョコに関連するワードが現れます。『ホワイト ストロベリィ』や『カカオマス ココアバター』等々……。こいつほんとチョコのことばっか考えてんなって感じの歌詞です。香澄の時以上におたえ・りみの曲はキャラクターがよく出てる歌詞、という印象ですね。サビ頭の『cho  cho  cho 』と続くところは特徴的な歌声も相まってとても耳に残りやすく、ある種の中毒性を感じました。

チョコばかりに目が行きがちですが、主題としては『気持ちを伝えたい・知ってほしい』というところにあるようです。チョコをかき分けると、ところどころにそういった歌詞が散見されます。引っ込み思案なりみは気持ちを伝えることが苦手でしょうし、本当はもっと気持ちを発信したいと思っているのかもしれませんね。チョコだけに“チョコ”っと伝えたい気持ちがあるでしょうね。

は?

 

Yes! BanG_Dream! ~Acoustic Ver.~

これまでのアレンジとは違ったアプローチ

 『ティアドロップス』『走り始めたばかりのキミに』はしんみりとしたアコースティックアレンジでしたが、今回はそれらとは少し違ったアプローチがされています。原曲のすごく明るいイメージからかけ離れることない、温かみのある楽しげなアレンジです。勝手に盲点としていたアレンジだったので少し「そう来たか」と驚きましたが、りみの歌声にはこういう方があっていますね。あまりしっとり歌い上げるのが似合う声ではない気がします。今回も気持ち西本さんの地の歌声に近い印象です。もしかしたらそういうディレクションか出ているのかもしれませんね。

 

まとめ

今回もキャラソンとしての完成度がとても高い一枚だったと思います。『チョコレイトの低音レシピ』では特徴的な甘ったるい声とマッチしたポップさやキャラクター性がよく出てる歌詞など、キャラソンの特徴を発揮していたと思います。同時にバンドの土台であるベースの魅力的なところも楽しめる曲でした。実は最初はそれほど好きな曲ではなかったのですが、ディスクレビューを書くために何度も聞いているうちにどんどん好きになっているのに気付きました。所謂スルメ曲ですね。僕だけかもしれませんが、声や歌詞選びなど中毒性のある曲なのではないでしょうか。

イエバンのアコースティックアレンジでは、歌声との相性も考えた原曲らしさを残した明るめなアレンジがなされていて、これまでの二曲とは違った魅力があったと思います。特に、今まではどちらかというと原曲の中から新たな良さを生み出す作りだったのが、今回はそれもありつつ原曲のそのものの良さも引き出しているような作りでした。普段引っ込み思案なりみがイエバンの前向きな歌詞を歌うことにも、何か意味を感じさせますね。

 

おわりに

今回はおたえのとき以上に短くなってしまいましたね。というか、おたえのときに「短くなった」とか言いましたけど、今思えば全然内容少なくはないんですよね。むしろ今回くらいが普通なんじゃないかなと。まぁ途中保存したはずなのに書いていた内容が消えたりしましたが、なんとか書ききれてよかったです……。

今回のキャラソン2つがどちらも、曲としてもキャラソンとしても良かったので残る二人のキャラソンも楽しみですね。花園電気ギター!!!!ほどのインパクトは流石にもうないかなと思いますが、どんな曲調で攻めてくるのかとても気になるところ。

 

さて、それではこの辺りで今回の記事はおわりにしたいと思います。まぁすぐにRoseliaのリリースがあるのでまた更新すると思いますので、そのときはまたよろしくお願いしますね。さようならー。

 

 

 

 

【ディスクレビュー】奇天烈な歌詞と冴えるギターロックが誘う花園ランド バンドリ!花園たえキャラクターソング『花園電気ギター!!!』

こんばんは、僕です。

さてさて、発売されましたおたえのキャラクターソング『花園電気ギター!!!』のディスクレビューです。同時発売されたりみのキャラソンは別記事として書きます。

ラジオで初解禁されてからずっと気になっていたおたえのキャラソン。個人的にはここまでの3枚の中で一番好きな1枚になりました。まさにキャラソンといったこの1枚について、じっくり語っていきます。

 

 

 

花園電気ギター!!!!

花園電気ギター!!!!

疾走感溢れるギターロック

 リードギター担当キャラのキャラソンということもあり、イントロからギターを前面に出したサウンドが楽しめます。全体を通して疾走感のあるギターロックですが、Aメロは少し陽気なリズムになったりと、曲調も少々掴みどころがないおたえに似ているような気もしますね。とはいえ、基本はすごくシンプルなサウンドですので深いことは考えずともかっこいいと思える曲だと思います。

余談ですが、この曲にはキーボードが使われていないようですね。まさしくギターロックです。

 

キャラソン然としたイカれた歌詞

さて、そんなかっこいい曲に乗っかっている歌詞。こいつが相当ヤベェ。こんなにとっ散らかっている歌詞は久々に見ました。

まず歌い出しに『キースやベックやジミヘンも Doki Doki したのかな?』と来ます。突然実在する世界的ギタリストの名前が歌われてことに驚きましたが、ここで僕はまず「あぁ、おたえのギターに対する想いが歌われてるんだろうな」と想像したわけです。実際に間違っているわけではないと思うのですが、この先の歌詞がまったく統一性のないものになるので、一聴した程度では全くなんのことを言っているのか分かりません。歌詞すべてを載せるわけにもいかないので是非ともご自身で確認してみてほしいです。先ほどの歌詞の直後には『うさぎやほっぺたや白玉は Mochi Mochi しあわせだ♪』と歌われますし、サビには『Welcome to the ハナゾノランド!』というキラーセンテンスが待っています。爆笑した。この曲の歌詞、見事なまでにおたえのキャラクター性を表現してくれていると思います。アニメやアプリでおたえを知っている人ならば、彼女は突然素っ頓狂なことを言ったらズレたことを言うキャラだと言うことは理解しているでしょう。この歌詞はまさしくおたえの歌詞です。“歌詞に深い意味は必要ない

” を地で行く感じ、ロックです。

 

自然なおたえの歌声

後述のアコースティックとこの曲では歌い方が大きく違います。これは香澄のキャラソンのときもそうでしたね。 歌い方の差については大塚さんのブログにも書いてあるのでそちらも参照していただけたらと思いますが、『花園電気ギター!!!!』では素に近い自然なおたえの歌声で歌われていると言えるでしょう。大塚さんのブログに書いてあったことですが、家で思いっきり歌っているような感じとでも言いましょうか。この歌声がとても可愛いんです。今までの曲の中のおたえパートでは、結構かっこいいタイプの歌声でしたが、今回は明るくはつらつとした歌い方をしてくれています。こういうのを聞くと「しっかり声優やってるなぁ」となぜか感傷的になってしまいますね。 

そんな歌声の中で個人的に気になっているのが、サビのとあるところ。『花園電気ギター!』の『ギター!』部分です。よくあるアクセントのついた歌い方をしているのですが、聞いた人はきっとこの部分が非常に頭に残っていると思います。この部分、伸ばしの母音が上がり切らずに不安定な上がり方をしているんですよね。ちょっと音を外しているように聞こえるのではないでしょうか? 素直に歌うと母音もしっかり音にハマった状態になると思います。でとここではゆらりとした、音にハマりきらない外したアクセントが付いているんです。しょっちゅう僕が言うことですが、これが“フック”として非常に効果的な役割を果たしていると思います。これがREC時に指示されたことなのか、大塚さんが自ら行ったことなのかは分かりませんが、この歌い方にしてくれてありがとうと言わせていただきたいです。

 

走り始めたばかりのキミに ~Acoustic Ver.~

アコースティックとの相性バッチリな曲

元々この『走り始めたばかりのキミに』はロックチューンではないメッセージソングなので、アコースティックアレンジとの相性が抜群です。実際にアレンジされたものも非常に良い雰囲気の曲に仕上がっていると思います。『ティアドロップス』のような新鮮味はないかもしれませんが、このアレンジがされたことで泣ける要素が増えた気がしますね。原曲に比べ、より心地よいテンポになっているのではないでしょうか。音の賑やかさが落ち着いた分、ピアノの旋律が美しく聞こえてくるのもいいですね。

 

ちょっぴり格好つけたおたえの歌声

前述の『花園電気ギター!!!!』と比べると、歌声が少し大人びたような格好つけたような歌い方になっています。従来の曲の中で使われてきた歌声に近い感じです。これがおたえの“ステージ” での歌なのかなぁという印象を受けました。丁寧に歌い上げている感じがしてとても好きです。これも香澄のときに同じことを言っていますが、演じている声優さんの素の歌声にも近いのではないのかなと。

 僕はこのバージョンの歌い方、ところどころしゃくりあげてるのがすごく好きなんですよね。サビを聞いてもらえるとよく分かると思います。『めくるめく』とか『泣きじゃくる』とかのあたりですね。基本的に僕は大塚さんの歌が好きみたいですねこりゃ。

 

まとめ

今回の一枚は非常に良い一枚だと思います。特に『花園電気ギター!!!!』は凄まじい。こんな歌詞ありかよと笑ってしまいました。これぞキャラソンです。見事に花園ランドへ誘われてしまいました。

また、はしキミのアコースティックアレンジでは歌声の二面性も見せてくれました。地味に声優としての大塚さんが見えてきて嬉しかったです。これから声優としてどんな仕事をするのかは分かりませんが、しっかり声優に向き合ってくれてるんだなぁと嬉しくなりました。

 

おわりに

さて、今回のレビューはこの辺りで終わりにしたいと思います。ちょっと短いような気もしましたが、なにせりみのキャラソンと同時発売なのでそちらも書かなければいけない。なのでそこは勘弁していただきたい。ゆっくり書こうかとも思ったんですけど、それはそれでRoseliaの2ndシングルが来週には待っているのでそうもいかず……。まぁ言いたいことは言えたので問題はありません。

この夏はバンドリ以外にもリリースがたくさんありますし、全部を書くかは分かりませんけど忙しそうです。楽しみだけど大変。お金も大変。シンフォギアのCDなんて毎週出ますからね。ディスクレビューは……ちょっと検討。

 

それでは次のりみのキャラソンでお会いしましょう

 

 

 

 

今一番CDが欲しいバンドをちょっとまとめてみる

どーも僕です。最近マジでレビュー関連しか書いてないので謎の危機感を覚えています。なので今回は趣向を変えて……。最近CDを買いたい欲が燃え上がっているバンドをいくつか並べていこうかなと。まぁ簡単な紹介にはなると思いますが別にレビューとかするわけじゃないです。というか、放っておくと結局買わない恐れがあるので自分への戒めも兼ねて書くつもりなんです。毎月リリースがあるバンドリに忙殺されてはいますが、中古でもいいので是非揃えたい。そんなバンドについてちょちょいと語ります。

 

 

 phatmans after school


phatmans after school「過去現在未来進行形」(from Mini Album『過去現在未来進行形』)Music Video


phatmans after school「メディアリテラシー」

 

まずはこちら、phatmans after schoolというバンドです。夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜のED曲である『ツキヨミ』で知っている人は多いかもしれません。

若者の抱える現代社会への葛藤だったりが歌われている曲が多い印象で、上の『メディアリテラシー』は個人的に歌詞が一番好きな曲です。どこを切り取っても凄い歌詞だと思うんですが、『神様は今日も君じゃない 誰かの成功を願ってる』という歌詞が非常に好きなんですよね。全編通して将来を憂う若者の気持ちを書いてるんですけど、ここの救いのなさというか、残酷な現実というか。それが心の薄暗いところを刺激するような感じで、分かるし辛くなるんですよね。けれどそれでも生きていかなきゃ、頑張らなきゃなって最後には思える気がします。

 

GRAND FAMILY ORCHESTRA


GRAND FAMILY ORCHESTRA 「ラバーソウル」


GRAND FAMILY ORCHESTRA「リンディンドン」

 まだ結成から日の浅いバンドですが、非常にクオリティが高くてかっこいいGRAND FAMILY ORCHESTRAを選出。まぁそれぞれ元々活動していたバンドがあるのでクオリティが高いのは当たり前なんですが。2曲ともすごくキャッチーでノリやすいですよね。ギターが3人いるというちょっと珍しい編成なのも目を惹かれます。3人もギターがあると無駄が出てきたりしそうなものですが、このバンドの場合そんなことはなく、豊富な音数を武器にそれぞれがしっかり仕事をしています。エフェクターを使った飛び道具的な音が出てきたりと、聞いていて楽しいですね。同じくギター3本構成のバンド、Hello Sleepwalkersにも同じことが言えると思います。ただ、ハロスリの場合は曲調がメタルを彷彿とさせるような尖ったものなので、このバンドとは差別化されてます。ライブがすごく盛り上がりそうですし、一度見に行ってみたいなぁ。

 

溺れたエビ!

 


溺れたエビ!official : MV【ブクブク ピ!ブクブク ぺ!ブクブク パッ ピッ ポ!】(2016)


溺れたエビ! official acc【 イソギンチャクノ上デ踊レ! 】'14.07.20

 知らない間に名前が短くなってて驚いたという旨をTwitterで呟いたら、メンバーの一人にふぁぼられてビビっています。ちなみに前の名前は『溺れたエビの検死報告書』でした。民族音楽的サウンドの中にデジタルサウンドが混ざったり、ペット隊がいたりと面白い曲が多いバンドです。ビジュアルも相まってサイケデリックな雰囲気も漂ってます。曲によってなんとなくエビ感とかイソギンチャク感とかそういうのが伝わってくるんですけど、これ全然上手く表現できないし自分で書いといて本当に意味分からない。エビ感イソギンチャク感ってなんだ? インストバンドなんですけど、ライブではセンターで棒を持って踊り狂ってるエビがいたりして曲もステージも賑やか。

 

大石昌良


大石昌良「ファイヤー!」Music Clip

 


Sound Schedule 【PV】 ピーターパン・シンドローム

 バンドじゃねぇ。まぁSound Scheduleはバンドなんでおあいこってことで。アニソン界隈でもすっかりお馴染みの大石昌良さんです。大石さんの作るアニソンはもちろん素晴らしいんですけど、やっぱりソロ活動の楽曲のCDを集めたい。卓越したソングライティング力と超絶アコギテクを駆使した多種多様な名曲が揃ってます。元々はバンド活動していたからか、弾き語り曲でも弾き語りの手数ではないような複雑な曲を作ってたりします。これを引いて歌えるんだからすごい。とにかく音楽的に器用な人だなと随所で思います。

 

伊藤美来

 


Shocking Blue / 伊藤美来

 もはや声優。うるせぇバンドサウンドが鳴ってるからいいんだよ! 周知の通り僕はオタクなんでアニソンもたくさん聞きます。声優オタクの側面も強いので、声優アーティストの曲も好んで聞くんですけど、ここ最近聞いて一番ビビッと来たのは伊藤美来さんの『Shocking Blue』です。ブラスサウンドが光る曲なんですけど、僕はホーン隊がバンドサウンドに加わっている編成がとても好きで、聞いた瞬間すぐ好きになりました。1stシングルは彼女のイメージに合った、声優アーティストらしい可愛げのある曲だったのが、2ndで早くもかっこいい路線の開拓を始めた感じです。独特な声と曲のギャップもいいですね。声優アーティストは声の魅力を際立ちますよね。

 

 

 

はい、以上が今最もCDが欲しいバンドでした。後半バンドじゃなかったですけど。CD欲しいアーティスト自体はたくさんあるので一応選りすぐりを選出しました。アニメとあんまり関係ないところから選んで行こうと思っていたのに、結局半分以上がアニメに関係してしまいました。バンドとアニメの結びつきって昨今特に強いですし仕方ないね。今後も気が向いたらこんなことをやるかもしれません。よかったらみなさんも聞いてみてくださいな。それではさようなら。