多趣味と深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ、映画レビューなどを書いていきます。

大石昌良が好きならSound Scheduleも聞かなくちゃ!

こんにちは、僕です。

突然ですが、Sound Scheduleというバンドをご存知でしょうか。恐らく知らないという人が多いのではないかと思います。
では、このブログに辿り着く方ならばオーイシマサヨシさん、もとい大石昌良さんのことは流石によくご存知ですよね。Sound Scheduleそんな大石昌良さんがギターボーカルを務める3ピースバンドです。
皆さん、大石さんの作る曲って好きですよね? バンドが好きで大石さんも好きだったらSound Scheduleも聞かなきゃもったいないぞ!



という訳で、先日20周年ベストアルバム『Sound Schedule ALL TIME BEST』がリリースされたのを良いことに布教してやれという記事です。僕自身サウスケのことは最近知ったクチですが、とてもカッコイイバンドなので大石さんが好きなアニソンファンの人にも聞いてみてほしいなと思い、この記事を書き始めました。いつも以上に深いことは言わないし言えないですが、新参ファンとしてここが良いと思ったところを簡単に紹介してみたいと思います。

アニソン界において稀代のメロディメーカーな大石さんですが、この頃から素晴らしい曲を量産していました。バンドとして曲を作っていくので、解散前は当然ですが再結成後の曲も自身のソロやアニソンとは曲と歌詞の雰囲気も異なります。そこを比較してみるのもまた面白いですね。
正統派なバンドだと思いますが、曲からは単純な王道ではない個性が感じられます。やり過ぎると癖が強くなってしまうかもしれないフレーズや演奏を、上手にJ-POPに落とし込んでいるので聞きやすいですし、様々な人に聞いてもらえるようなバンドです。ちょっと変わった音が聞こえながらも、基本的には3ピースで奏でられる音しか使っていないという音作りの拘りも感じます。

僕がサウスケを聞いて凄いと思ったのは、解散前に作られた曲を今聞いても全く古さを感じないところ。再結成後の曲なら分かるのですが、15年以上経っている曲達が最近の曲のように聞こえるのは凄いです。J-POP・J-ROCKとしていつまでも聞き継いでいけるような色褪せなさがあり、誰しもが好きになれるバンドな上に年代も問わずに受け入れられるのが、サウスケの一番優れているところなのではないでしょうか。言い換えれば、今でも通じる新しいことを当時やっていたとも言える部分もあるのかもしれませんし、そうだとすればそれは、今の大石さんが作るアニソンに感じる新しさにも繋がってきます。『君じゃなきゃダメみたい』のイントロを初めて聞いた時の衝撃は今でも忘れません。
今聞いても古くないようなカッコいい曲を当時リリースしていたのなら、もっと売れていても可笑しくなかった筈なのですが、音楽って厳しいですね。ですが結果的に、一度解散したことが今に繋がっていると思うとそれで良かったのかもしれないと思ってしまいますね……。

ベストアルバムがサブスクにも入っているので、加入している方は是非そちらを聞いてもらえたらなぁと思いますが、サウスケの曲で一番有名な『ピーターパン・シンドローム』の動画を張っておこうと思います。2019年に聞いても全く色褪せない名曲です。

Sound Schedule 【PV】 ピーターパン・シンドローム


さて、そんな訳で大石昌良さんのバンドSound Scheduleの魅力が少しでも伝わったでしょうか。ベスト盤がリリースされたこのタイミング、聞き始めるのに絶好の機会だと思います。
僕は大石さんが本当に大好きで、それはアーティストとしては勿論なんですが人としても好きなのです。音楽に対してとても真摯で信念を持った活動をしているのがカッコいいですし、それ以上に心の温かいとても優しい人だというのがよく分かるんですよね。ピザ屋のバイト時代の話やアニサマ初出演の帰路の話、実話を元に書かれた『耳の聞こえなくなった恋人とその歌うたい』の歌詞など本当に泣けてしまいますし、こんなにかっこよくて優しい人は早々いないと思いますよ。
だからこそもっともっと多くの人に知ってもらいたいですし、もっとその努力が報われてほしいと心の底から思っています。なので本当に微力ながら、このバンドを少しでも多くの人に知ってほしいなと思ってこの記事を書いた次第です。完全な自己満足ですけどね。
まぁこの私情を抜いても、いずれ何かの形でサウスケを紹介するつもりでしたが。大石昌良という人間のパーソナルな部分を知らない時の僕が聞いても、きっと好きになっていたバンドです。ゆったりとした活動を続けているバンドですので、僕もこれからのんびりとその活動を追いかけていきたいなと思います。

いやー、やっぱりバンドって良いな!
それでは!

Sound Schedule ALL TIME BEST(CD2枚組)

Sound Schedule ALL TIME BEST(CD2枚組)