多趣味と深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ、映画レビューなどを書いていきます。

【ディスクレビュー】一層濃く表現されたRoseliaの特色が、二つの顔を見せるシングル Roselia3rdシングル 熱色スターマイン

こんにちは、僕です。

今回はRoseliaの3rdシングル『熱色スターマイン』のディスクレビューです。かなり早いリリースであっという間に3枚のシングルを発売したRoselia。3rdシングルまで来て、これまで表現されたRoseliaの特色がよりはっきり表現されているような気がします。それでは早速書いていきましょう。

 

f:id:shun0017:20181210173610j:image

 

熱色スターマイン

熱色スターマイン

Roseliaの特色のひとつ、ヘヴィかつメロディアスなサウンド

 曲調としては1stのBLACK SHOUTのようなヘヴィなサウンドの中にダークさのあるもので、そこにLOUDERやRe:birth dayのようなシンセサウンドが加わっています。シンセについては2曲目の方で触れますが、こうしたヘヴィかつメロディアスなサウンド構成はRoseliaらしさであり、このバンドの特色のひとつでしょう。

イントロのピアノとストリングスから始まる荘厳な入りはBLACK SHOUTのイントロをイメージしているのかよく似ています。この部分を含め要所要所で目立つピアノが楽曲のメロディアスさを高めていると思います。また、Bメロでの低音の効いたギターやベース。ドラムのリズムや鐘の音が重厚感と重みのある空気を作っています。ここはメタル系統の音楽に近い重たさでとても好きです。

 

突き抜け調和するボーカルパートの魅力

毎度のことですけど相羽あいなさんのボーカルがとてもいいですよね。突き抜けるような芯のあるボーカルが曲の激しさとマッチしてとてもかっこいいです。 こういう曲調のバンドなので、演奏に負けないボーカルの力強さはとてと重要だと思います。

またところどころにある他のメンバーがユニゾンで歌っているパートも、曲のリズムを作っているような気がします。個人的にはサビの「We carry on」のところで語尾を伸ばしているのがコーラスパートみたいになっていて好きです。

 そういえば今回はあこ役の櫻川さんも、サビ前の一節でメインボーカルを取るところがありますね。恐らくポピパの八月のifに合わせた構成なんでしょう。よく知らなかったんですけど、櫻川さんもすごく歌が上手いですね。

そうそう、触れるのを忘れるところでしたがラスサビ前に友希那の台詞パートがあるんですよね。「頂点へ、狂い咲け」という口上のようなモノが入っています。7月のライブで僕は聞いていましたが、ライブの方が圧や勢いがあってやっぱりかっこよかったですね。どうでもいいですけどこの台詞、家虎対策でもあるのかなって思いました。

 

ーHEROIC ADVENTー

Roseliaの特色のひとつ、曲を形作るシンセとキーボード

さて、先ほどはRoseliaの特色のひとつである、楽曲の重たさについて書きましたがこの曲ではRoseliaのもうひとつの特色である、シンセとキーボードについて触れていきます。この『ーHEROIC ADVENTー』では非常にシンセのデジタルサウンドとキーボードの音が目立っています。これはLOUDERやRe:birth dayでもよく目立っていた音でした。こうしたエレクトロニカサウンドのあまり重たくない曲もRoseliaらしさのある曲調なんだと思います。『熱色スターマイン』と比べるとかなり雰囲気が違いますが、こちらもピアノがメロディアスです。

音色的にはこれまでのRoselia楽曲でもあったモノですが、曲調といいますか展開は少し新しいようにも感じます。陽だまりロードナイトのときのように「オーオーオーオー」という掛け声的なパートがあるのはライブで楽しそうですね。ここも含めてRoseliaの曲の中ではかなり明るいというか、アニソン的な曲だと思いました。この曲はヴァンガードのED曲に使われるそうですが、カードゲームアニメの曲っぽさが凄いするんですよ。具体的に何がそうなのかって聞かれると難しいんですが。デジタルサウンドが強いのもそうですし、サビの盛り上がり方もそうですが、個人的に一番ぽいなと思ったのは、サビ終わりの展開なんですよね。『想像が勝利を連れてくる』の辺りです。キャラクターたちがカードを構えている集合イラストの映像がピッタリハマります。

 

 

曲名通りヒロイックな歌詞

歌詞に関してはRoseliaらしくないモノだと思います。直接的な歌詞ですし、『勝利』とか『仲間』とかそういう言葉選びはRoseliaにはなかったですよね。曲調や音楽性に合わせた、もっと回りくどかったり気取ってかっこつけたような歌詞が多かったと思います。この歌詞もカードゲームアニメらしい『熱血感』があるんだと思います。だって『One for All for One!』ですよ? それこそ歌詞の通り、ヒロイックな歌詞ですよね。ちゃんとタイアップを考慮した歌詞なんでしょう。友希那ってこういうタイアップが決まったらちゃんと歌詞合わせるんでしょうかね、少し気になりました。そもそもタイアップとか受けるのかな。

 

まとめ

今回の3rdシングルは、それぞれRoseliaの個性、Roseliaらしさが2枚のシングルを経てより濃く表現されていました。

『熱色スターマイン』ではBLACK SHOUTの系譜に連なるダークな世界観を激情的に激しく表現しています。そして『ーHEROIC ADVENTー』ではデジタルサウンドやキーボードが曲を構成する、Re:birth dayの系譜が更に強く表現されました。どちらもRoseliaが得意とする、このバンドの武器とも言える個性が出た曲だと思いました。

 

おわりに

 気付いたら発売からだいぶ経っていて、オマケにAfterglowのCDまで発売されていました。もちろん買っているのでこれもすぐにレビューを書き始めますが、これも来週くらいになってしまいそうですね。ちょっと遠出していたら忙しくしていたので、中々書く暇がありませんでした。書くことを義務にしちゃうと長続きしないと自分でも思っているのでその辺は緩くいきたいところですが、ありがたいことに結構読んでくださる人が増えてきているみたいでして。結構それがモチベーションになっています。僕も自分の思ったこととか感想を吐き出せるのは楽しいですので、今後も楽しんで書いていこうと思います。元々このブログは、僕の好きなモノとかに対して好き勝手に言いたいことを吐き出す場所を改めて作りたかったというモノですので今後も何かを好きであり続ける限りは続くと思います。

 

それでは今回はこの辺りで、さようならー。