【ライブレポート】FLOWは俺の人生だった『FLOW 超会議 2020 〜アニメ縛りリターンズ〜』

こんにちは、僕です。

今回は2/24に開催されたFLOWの幕張メッセイベントホールでのライブ『FLOW 超会議 2020 〜アニメ縛りリターンズ〜』のライブレポートになります。
FLOWを生で見るのは人生2度目で昨年行われた武道館ライブ以来となります。前回も心底楽しんだのですが、今回は「アニメ縛り」ですので本当に楽しみにしていました。約束された神ライブだった訳ですが、新型コロナも死滅するかのような激アツライブでした。
FLOWというバンドの非凡さ、そして僕の人生とFLOWの音楽は常に隣り合っていたことを思い出させてくれる、非常に思い出に残るライブになりました。

day1 セトリ
Roselia
1.COLORS
2.WORLD END
3.PENDULUM
4.Steppin' out
5.WORD OF THE VOICE
6.Hey!!!
7.愛愛愛に撃たれてバイバイバイ
8.CHA-LA HEAD-CHA-LA
9.HERO～希望の歌～
10.INVASION-inst-
11.CALLING
12.DAYS
13.Realize
14.ブレイブルー
15.BURN
16.風ノ唄
17.INNOSENSE
18.光追いかけて
19.Re:member
20.Break it down
21.SUMMER FREAK
22.虹の空
23.GO!!!
24.Sign

僕はFLOWのアニメタイアップ曲は小学生の頃から聞いていました。聞き続けていたらいつの間にか15年以上経ってしまって今に至ります。今回のアニメ縛りライブでは作品ごとのブロックでまとめて演奏されていたのですが、その都度色々な思い出が曲と共にフラッシュバックしてきました。
最初はコードギアスゾーン。放送当時は小学生でした。見ていた記憶はあるのですが、ちゃんと好きになったのはその後暫く経ってからだったと思います。ギアス自体非常に好きな作品ですし、そのOPであった2曲は勿論今でもよく聞く大好きな曲です。10年以上聞き続けている上、今年は復活のルルーシュがあったこともあってギアス熱が再燃しているので、1曲目から僕は少し泣いてしまいそうでした。「PENDULUM」は音沙汰のないゲーム版の主題歌ですが、歌詞が復活のルルーシュを連想させるようなものになっていてこちらも非常に好きなのでイントロで思わず声を上げたのですが、思いのほか周囲の反応が薄くて少し寂しかったです。アルバム曲なので影が少し薄い曲ですからね……。

この後4曲連続で作品はちゃんと見ていなかった単発モノが続きました。とはいえ曲は聞いていましたし、そこに紐づく思い出も存在する訳です。「Steppin' out」は聞く回数を重ねるたびにどんどん好きになった曲なのですが、最初はシンセがギラついていてあんまりピンと来なかったなぁとか、2番の歌い出しイッツアスモールワールドみたいだなぁとか、そもそもデュラララのタイアップってイメージないなぁとか、当時は色々思ったものです。武道館でもやってくれたので、この曲がタオル曲という事前知識があってよかったです。Cメロ狂おしいほど好き。
「WORD OF THE VOICE」は地味に好きな曲で、大学の軽音サークルでやりたいと発言したこともある曲です。結局やることはなかったのですが、この曲をライブで聞くというのは一つの夢でもあったので、今回聞くことができて正直とても嬉しかったです。ここでもちょっと泣きそうでした。
「Hey!!!」「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」はなんだか初期FLOWっぽさも感じる曲で個人的にスルメ曲だと思っている曲です。ジャンプを長年買っているのでべるぜバブは完結まで読んでいますが、サムライフラメンコは途中から見るのをやめてしまっていたことを思い出しました。曲前にあった振りのところで申し訳ない気持ちに勝手になっていました。今見たら印象が結構違うような気もします。終盤展開が面白くなると聞いていますが、僕はその前にリタイヤしてしまったんですよね。当時は狂ったようにアニメを見ていたので、他の作品を見る方に行ってしまったなぁとか思い出しました。

ドラゴンボールゾーンは1000%盛り上がる「CHA-LA HEAD-CHA-LA」からスタート。最早全世代対応のドラゴンボールの一番有名な曲ですので、当然慣れ親しんでいますし歌いましたね。FLOWのドラゴンボールタイアップは特に思い入れはないのですが、当時は結構「お！」と思っていましたね。「HERO～希望の歌～」なんか非常にドラゴンボールっぽいですよね。

僕は知らなかったのですが「CALLING」前のバンドインストもHEROMAN関連の楽曲だったんですね。最後のギターソロが「GO!!!」のギターソロっぽかったので、もう来るのかと思ってしまいました。ここで改めてFLOWのバンド力を知ることが出来ました。何度目だという話ですが、僕はこういった曲のつなぎでやるインストみたいなのがとても好きなので、そこからの「CALLING」には痺れました。HEROMANは見ていませんでしたが、仲の良い幼馴染が好きで見ていたので記憶に残っています。その友達と「CALLINGめっちゃ良いよね」という話をしていました。今でもその気持ちは変わっていません。僕は「Sign」に並ぶ曲だと思っています。

ここでやってきたエルレカゾーン。エウレカとレントンのセリフが流れてから曲が始まる展開はとっても良かったです。お恥ずかしながら僕はエウレカをちゃんと見たことがない（ハイエボは見てる）のですが、それでも感動してしまいました。ちょっとやっぱり見ないといかんなぁと思ったり。見ていない割にエウレカ曲との思い出は深く、高校時代の軽音部で「DAYS」はツインボーカルバンドで歌った思い出の曲でもあります。ちゃんとハモりも練習して、僕がKOHSHIパートをやっていました。今でも輝く、良い思い出です。ハイエボ3章、FLOWが曲担当しないかなぁ。「ブレイブルー」もめっちゃ好きなんですよ。

テイルズという作品を僕は全く知らないのですが、FLOWが担当すると知った時は「すごい！」と思ったものです。せめて曲だけでもチェックしようと（いつものことですが）テイルズの3曲を聞いたことを覚えています。オーケストラサウンドがある、これまでのFLOWのアニメタイアップにはなかったサウンドに新しさを感じ、曲の格好良さに非常にアガりました。前述の通り僕はテイルズを全く知らないのですが、キャラクター達の掛け合いが流れた後、キャラクターに「風ノ唄」と曲名を読み上げる演出はグッと来ました。

いよいよ終盤はNARUTOゾーン。FLOWと言えばやっぱりNARUTOです。曲数が多いこともあり、様々なFLOWの顔が見られたと思います。NARUTO×FLOWこそ非常に思い出深く、高校から大学にかけて「Re:member」「GO!!!」「Sign」を歌いました。鉄板中の鉄板である「GO!!!」は、今回のライブでもやってくれたラスサビ前のサビ回しのシンガロングがやりたくて、一緒にボーカルをやった友達と真似したものです。自分が歌うばかりで、実は軽音部時代も聞く側に回ることはなかったのですが、こりゃ最高ですよ。ラストに持ってきたのは「Sign」で、ライブの締めくくりにふさわしい流れでした。武道館の時に初めて、この曲はみんなで歌うんだなと認識したのですが、その部分が本当にグッときて歌いながら僕は泣いてしまったんです。恥ずかしながら今回も感極まっていたのですが、直後のモニターにニコ生のコメントが流れる演出で耐えられませんでした。こんなベタな演出で泣きたくなかったけど、やっぱこれずるいですよ。余談ですが「虹の空」がEDだった時代のNARUTOのアニメは見ていなかったので、今回初めて映像を見たのですが、あまりにも良い映像で流石に泣けました。泣いてばっかだ。

ライブの内容というより、それに付随する思い出を取り上げていったのですが、本当にFLOWの曲ってずっと僕と一緒に居続けてくれたんですよね。子どもの頃から今に至るまで聞き続けてきたバンドなんてFLOWくらいしかないです。今回のライブでそれに改めて気付くことができましたし、自分にとってどれだけこのバンドが大切なバンドなのかも再確認できました。これは去年の武道館に行って初めて自覚したことでしたが、一番聞いてきたFLOWのアニソンのみを詰め込んだライブに参加したことで、より一層その想いも強くなりました。きっと一生聞いていくんだと思うし、聞けばあの日のたくさんの思い出が蘇る唯一無二の存在です。FLOWは僕の人生を写した鏡で、僕の人生そのものなんだと思います。
それに加えて、これだけ担当した全ての作品に愛されているアーティストも稀有だなと感じました。快くアニメ映像を提供してくれることや、声優さんたちがキャラクターとしてライブに参加してくれることがその証明です。愛されていなければここまで協力してくれませんし、何よりここまでずっとタイアップを任せられることはあり得ません。FLOWの曲やライブの凄さだけでなく、そうした内面的な素晴らしさも感じることの出来た素晴らしい夜でした。

それでは今回はこの辺りで。
さようなら！