声優・バンドの深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ中心に書いていきます。

【ディスクレビュー】Roselia 8thシングル『Safe and Sound』

こんにちは、僕です。

今回はRoseliaの8枚目のシングル『Safe and Sound』のディスクレビューになります。6タイトル同時リリースのディスクレビュー第2弾です。
今回のシングルではRoseliaのボーカルの強さ、演奏の強さそれぞれがしっかり味わえるような内容になっています。
それでは書いていきましょう。




f:id:shun0017:20190302144214j:plain

Safe and Sound

Safe and Sound

ピアノイントロとコーラスから始まるミディアムナンバーになっています。表題曲でメタル・ハードロック感のある曲が来るのはかなり久しぶりな気がしますね。電子音多めのエモやラウドっぽい曲が増えていた中、こうした曲が再び増えてきました、ここらでこの系統の激しい楽曲は新曲で来そうな予感がします。
演奏的には何か変わったことをやっている印象もなく、リズム隊がどっしりと曲の基盤を支えています。全体的に歌を際立たせるような演奏になっていて、楽器の主張というのは強くありません。いつもの曲に比べて、聞いているだけでも歌詞がすんなりと入ってきます。この演奏が説得力のある友希那のボーカルを、一層聞かせる効果をもたらしています。以前何かの記事に書いた『Roseliaは湊友希那という圧倒的な存在感のフロントマンによるバンド』という解釈に通じる曲と演奏と言えます。Roseliaと友希那のプライドが滲み出たこの『Safe and Sound』は一歩一歩前へ突き進んでいく力強さと、ボーカルに対する絶対的な自信を感じられる曲です。

歌詞はRoseliaのことを歌っていそうですが、アニメのED曲になっている関係でPoppin'Partyについて歌っているようにも感じられます。言葉選びや世界観がRoseliaのものなので一見イメージがしにくいですが、最近のアニメの展開と合わせてみるとそう違和感がないように感じます。この曲の歌詞で語られていることは、Roseliaにとっては既に乗り越えた過去のことのような気がします。そう考えると、ポピパが現在直面している問題について、暗に歌っているのではないのかなと個人的には考えてしまいます。作中でも先を行く者としてポピパに覚悟を問うたり、道を示してくれているのがRoseliaですので、そういったメッセージが込められている可能性もあるのではないでしょうか。


PASSIONATE ANTHEM

一転、非常にアップテンポでRoseliaらしい激しさを感じるのがこの『PASSIONATE ANTHEM』です。イントロのギラついたシンセのストリングスが聞こえた時点で「これはヤバイぞ」と思わせれました。冒頭の『Passionate Voice』と歌われるところでは、友希那の天を突くような切れ味鋭い高音が響きます。演奏も相当に難しそうですが、ボーカルも相当厳しい曲です。曲が始まってすぐに最高音のパートが来るっていうのはすごく大変なんです。僕はガルパで初めてこの曲を聴いた際、この部分を聞いて鳥肌が立ちました。しかもここだけが高い訳じゃなくずっと高いですし、サビにも同じような高音パートが用意されているヤバさ。早いだけでも大変なのに、これはRoselia史上最も難曲かもしれませんね。

加えて2番のAメロに入るとラップ調のパートがやってきます。予想していなかった展開に「そう来るか!」と思わず声に出してしまいました。メンバー揃って歌うこのパートの言葉にできない圧倒的強者感と異物感が、曲の中で非常に良いアクセントとなっています。僕は途中で友希那のみが上ハモを取るところが特にお気に入りです。フックとして印象にも残りますし、友希那の「まだまだこんなもんじゃない」という余裕やボーカリストの我が感じられて最高にクールです。しかもその直後に

かかって来なさい、勝てると思うのならば

なんて歌うもんだからもう手に負えない。遥かなる高みから言ってやがる。まるで格の違いを見せつけるような歌詞とパフォーマンスに痺れてしまいました。
そんな2番を抜けた先の間奏では、一瞬のブレイクの後に堰を切ったようにシンセとギターのソロが雪崩れ込んできます。しかしこのソロは動きまくる訳でもなく、とてもシンプル。なのに非常に奥深く曲を彩ります。音作りの妙なのかもしれませんが、これだけ派手な曲の中でソロはシンプルに攻めるのは凄いですね。曲名に『アンセム』という言葉が使われていますが、まさしくこれからのRoseliaを代表する一曲であると言えるでしょう。


終わりに

今回はこの辺りで締めさせていただきます。
とりあえず2枚目のレビューを投稿しました。残り4枚、先は長い……。書き過ぎないように気を付けても楽曲レビューは曲を何度も何度も聞きこんで書くので、どうしても時間がかかってしまいますね。それでも多少は早く書き終えたので、この調子で次も頑張りたいと思います。

それではさようなら!


Safe and Sound[Blu-ray付生産限定盤]

Safe and Sound[Blu-ray付生産限定盤]

Safe and Sound[通常盤]

Safe and Sound[通常盤]