多趣味と深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ、映画レビューなどを書いていきます。

【ライブレポート】Poppin’Party『Let’s Go! Poppin’Party!』at 両国国技館

こんにちは、僕です。
前回の記事で書いた通り、Poppin’Party両国国技館ライブにも参加しましたので今回はそのレポートを書きたいと思います。
先日のRAISE A SUILENのライブがずっと興奮が冷めやらぬライブだったのに対して、今回のライブは終わってから時間が経つにつれじわじわと楽しさがぶり返してくる、まるでボディブローのようなライブでした。(主観です)
例によってファン目線でラフに書いていくので、しっかりとしたレポート記事が読みたい方は後日公開されるであろう公式のレポート記事をご覧ください。
それでは早速書いていきましょう。


セトリ
1.ぽっぴん’しゃっふる

2.二重の虹

3.ティアドロップス

4.ピコっと! パピっと! ガルパピコ!!!(short ver)

5.最高!

6.クリスマスのうた

7.ときめきエクスペリエンス!

8.Time Lapse

9.STAR BEAT! 〜ホシノコドウ〜

EN
10.ガールズコード

11.キズナミュージック♪

13.Yes! BanG_Dream!

新旧織り交ぜたセトリ

今回は新曲4曲(ガルパピコ入れると5曲)の中に、『ぽっぴん’しゃっふる』や『Yes! BanG_Dream!』といった初期曲も加えられたセトリでした。これまでのポピパの歴史を総括したような感じでしたね。ポピパの楽しいところとかっこいいところがギュッと詰まった内容だったと思います。
まさかガルパピコをやるとは思ってなかったので驚きました。OPのチョココロネ投げ込みや歯ギターなど再現されていて笑わせてもらいました。『クリスマスのうた』は今やらないでいつやるのかな曲でしたが、発売から1年越しにようやくライブで見ることができて満足です。
フル初公開となった『キズナミュージック♪』はちゃんと覚えてないので来週の発売後にじっくり聞きたいと思いますが、サビのメロディがとても好きな感じでしたね。何やらアニメのストーリーを知っていると泣けるようなのでそこも楽しみです。

曲数が13曲と少ないですが、そこは新曲が多かった点や各々のスケジュールが詰まっていたことを考えると、あまり気にはならなかったです。(アイマスやらスタァライトやら)
それよりチケットの値段ですよね。ぼくは今回体感シートだったのでそれほど高くはありませんでしたけど、一般席以上の人は正直この曲数には見合わない値段を払ってるなぁと思いました。少ないならその分多少値段を抑えた方がいいと思うんですけどね。

《ここから話が逸れます。》

そもそも最近のバンドリ運営ってやけにファンにお金払わせるなぁと思っているんです。なんだか拝金主義みたいなところが出てるような気がします。まぁ月ブシに応募券付けるのは(嫌だけど)理解できるんですが。それにしたって発表があった7thライブの値段は高過ぎるんじゃないかなぁと。同じアニメ業界で武道館開催のリスアニライブと比べても、単独アーティストのバンドリの方が高いってのはどうなのかと思います。
需要が高いから値上げするのは道理なんですが、ここまで行くと敷居が高くなって新規参入するファンが減る気もするし、値段で手が出にくくなってこれまで来ていたファンも来にくくなっちゃうんじゃないかと心配です。年に数回とかなら分かるんですけど、割とペース早くライブやるのにその都度この値段だとかなりキツイ……。

僕は学生なのでお金の面は仕方ないんですけど、この値段設定は地方から参加する人に全く優しくない。それなら関東圏の社会人を狙ってるのかと言うと、ここ最近は平日開催が多くそうでもないみたい。ならば学生かと言うと、チケットの値段が圧倒的にネックになる。もうどこにターゲットを定めてるのかがよく分からないですね。
特殊なコンテンツなので他のコンテンツのライブよりかかる費用も大きいのでしょうが、それにしてもファンに優しくないなと感じてしまいます。もっと分かりやすくその利益がファンに還元されれば良いのですが、ライブのセットや演出も特に変わらず、一体どこにこのお金が使われているのやら。アニメの予算に回してるのかな。
今まではこれでも売れてましたけど、今回は3daysのうち2日間が平日開催なので余計に売れないんじゃ?という疑いもあります。売れ行き不調の方が考え直す機会にもなると思うので、色々な意味で注目だなと思ってます。

話が逸れてしまい申し訳ありません。
セトリの内容については今までに比べてファンを意識したセトリになっていたというか、聞きたい曲をしっかり並べてくれたような印象のあるセトリになっていましたね。勿論他にも聞きたい曲はたくさんありますが、満足度の高いセトリになっていたと思います。
今回は切ない系の曲が一つもなかったので、7thではそれらの曲も聞きたいですね。このタイプの曲もポピパの大きな武器なので。



見るたび上達する演奏技術

最後にライブを見たのは6月の5thライブだったのですが、そこから半年でまた演奏が上手くなりましまよね。なんだか見るたびに上手くなっているので本当に凄いなぁといつも感心してしまいます。

メンバー全員、飛び抜けて上手いという訳じゃないのですが非常に安定感があって安心して見ていることができました。中でも西本さんのベースの安定感たるや……。本当に頼もしい限りです。
特に今回はとっても久し振りに『Yes! BanG_Dream!』がちゃんと演奏されたので、技術の進歩がよく分かりました。大塚さんのギターソロが、僕の記憶にある最後のイエバンと比較して格段に上手くなっていましたね。

あと、愛美さんが香澄で歌うことにどんどん慣れてきてるのも伝わってきました。前までは少し高音がキツそうに聞こえたり、声がブレるところもあったのですが今回はとても安定して歌えてましたね。元々大変歌が上手い人ではあるのですが、高音より低音が得意な方だったので苦労しているように感じていましたが、高音もモノにしてきたようですね。本当にメンバー全員頼もしくなってきて、やっぱりバンドリの中心はポピパしかいないなと改めて感じました。




体感シートの感想

今回僕は一般席が取れなかったので体感シートでの参加になりました。僕のいた位置は体感シートの最前でモニターの目の前だったので、メンバーとの直接的な距離は会場の中で一番近かったです。(見えませんが)

結論から言えば、来れるのであればライブビューイングより断然良いということですね。やはり会場の雰囲気や熱量を感じることができるのは大きいです。勿論直接姿を見ることはできないし、音響も普通の席より良くはないですが、現地なのでライブ感はしっかり味わえます。LVでどこか少し乗り切れない感覚を味わった経験のある人は特に、LVに行くくらいなら体感シートを取って方が楽しめるはずです。

やっぱりライブは生音で聞くのが一番ですよ。これはもう間違いないです。映像で見るのはじっくり演奏を見たり、かっこいいシーンを繰り返し見るためのものであって、一番魅力を味わえるのは現地で違いない。
今後もこういうシステムが出てくることがあるのだと思いますが、来られるのであれば体感シートでも現地でライブを味わうことをオススメしますよ。



終わりに

なんか途中で愚痴みたいなことを言ってしまって申し訳ないです。値段が高くて自分がキツイのもあるのですが、それ以上にコンテンツが先細りしないか心配で書いてしまいました。ライブ自体はとても楽しかったです。
まぁ幕間の映像が長くてテンポ悪いとかはいつものことながらありますが、衣装を変える工程がある以上仕方ないかなと思っています。これのせいでライブの楽しさが丸ごと味わえないのは残念ですが、そこはRASに任せましょう。ポピパはそうしたアニメライブらしさも内包した『バンドリ』というコンテンツの看板ですので、清濁併せ呑むじゃありませんがこれで良いんじゃないかなって気がします。
演奏面やステージングの頼もしさがどんどん出てきて、やっぱり彼女たちがバンドリを引っ張る柱なんだなと改めて実感できる良いライブでした。

それでは今回はこの辺りで。さようならー。