多趣味と深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ、映画レビューなどを書いていきます。

【ディスクレビュー】Poppin'Party 13thシングル『Jumpin'』

こんにちは、僕です。

今回はバンドリ6タイトル同時リリースの一つ、Poppin'Partyの13thシングル『Jumpin'』のディスクレビューです。
ライブレポート三連続があった関係でお待たせしてしまい申し訳ありません。ようやく1枚目のレビューに取り掛かれました。完走までは時間を有してしまうと思いますが、出来る限り早めに投稿できるように努力します。
今回のシングルに収録された曲は、これまでのポピパらしさもありながらやはり新しい魅せ方をしていると感じます。早速書いていきましょう、




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Jumpin'

Jumpin'

爽やかかつ軽快なメロディーが特徴的なアップテンポナンバーで、『Jumpin'』という曲名がよく似合う曲です。やはりそこはかとないパンクの匂いがしますね。音楽性で言えばAfterglowがパンクでポピパは正統派ガールズロックなのですが、ポピパはそれだけでなく青春パンクポップパンクのエッセンスも取り入れられています。野外フェスのライブでこの曲が演奏され、サビでファンがダイブしている様子が想像されます。非常にライブ向きの曲と言えるでしょう。
また、アニソンというより邦楽には珍しく、AメロBメロサビと言った区分があまりはっきりしていない曲でもあります。Aメロらしきところが終わるとすぐにサビがやってきますし、このサビも邦楽らしい『分かりやすいサビ』ではないと思います。バンドリの曲にはあまりなかった、洋楽的なニュアンスが加わっているように見えました。とはいえ、サビの解放感を筆頭に全体的な雰囲気は洋楽ではなく、聞き馴染みのある邦楽やアニソンのそれです。そのため聞いた後が大変気持ちのいい曲になっています。曲そのものの疾走感に加えてサビの回数も多く、サビに到達するスピードも早いのであっという間に聞き終わってしまったような錯覚に陥ります。しかし、曲のタイムは4分8秒なので決して短いという訳でもないです。

毎度のことながらボーカルが入ることで『アニソンらしさ』がグッと深まっています。香澄の明るくポップな歌がとてもよく映える曲です。メンバーによるコーラスワークも綺麗で気持ちいいですね。『キズナミュージック♪』がアニメの展開を受けて少し泣けるような曲だったのに対し、こちらは素直に楽しく盛り上がっていけるような曲です。とにかく希望しかないというような歌詞も合っています。

未来へ 誰よりも早く フライング気味に!

フライング気味に走り始めてしまう辺りも香澄らしくて可愛い歌詞だと思います。また、2番サビでは『ベリーロール』という言葉が使われますが、ジャンプのイメージにベリーロールを持ってきたのは新鮮味もありますし、香澄の活発なイメージにもよく合っています。単純に耳に引っかかる言葉でもありますし、香澄の『ベリィ↑』という歌い方も可愛いので音としても耳に残ります。最初の方の『飛ぶよー!』もとても可愛い。
さっぱり聞ける曲調に可愛らしく明るいボーカルワークで繰り返し聞きたくなりますし、展開が早いお蔭でいつの間にか聞き終えてまた聞き直すといったループに思わずハマった人も多いのでは?


What's the POPIPA!?

ポピパの曲の中でも随分と色の違う異色ソングの登場です。Pastel Palettesの曲にありそうな雰囲気ですが、シンセが目立つだけで他の演奏は結構ロックバンド然としてるのが面白いところです。とはいえ、一曲目の『Jumpin'』に比べればアニソン感の強い曲でしょう。冒頭の英詞のところのニチアサ感ポピレンジャーはこの曲の伏線だった?
とにかくこの振り幅がPoppin'Partyというバンドの面白さな訳です。僕は聞き始めてすぐに「ももクロっぽいな」と思いました。冒頭のシンセがそんな風に感じさせたんですけど、なんか直感的にそう感じたので実際似た部分があるのかは分からないのですが……。めちゃくちゃ的外れだったら申し訳ないです。

この曲はポピパの自己紹介ソングですのでメンバー全員のソロ歌唱もありますし、歌詞には遊び心が随所に散りばめられています。先日のライブレポートに「ポピパのライブはバンドのエンターテイメントステージだ」という事を書きましたが、まさしくそんなエンタメ性の強い曲です。
まず一番Aメロではいきなりメンバーのソロパートがやってきますが、ここではそれぞれのキャラソンの歌詞が出てきます。

ちょままちょまままじ Lovin' you

その中で有咲だけおかしいことになってて笑ってしまいました。いや確かに一番インパクトあるのはここだったけど。二番では『ティアドロップス』『二重の虹』『CiRCLING』『キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~』『Jumpin'』『走り始めたばかりのキミに』『STAR BEAT! ~ホシノコドウ~』『前へススメ!』の名前が出てきますが、ここでも有咲は

ちょまままま 前へススメ!

これです。どうした有咲、なんか便利に使われてないか。たまたま『前へススメ!』といい感じに繋がるから言わされてないか。面白いけど。

サビに入るとなんだかヒロイックな展開になります。メンバー全員がユニゾンで歌うのも良いですね。歌詞も何やらカッコいいことを言っていています。僕は『今更愛を待つな!』の香澄の歌い方が狂おしいほど好きです。ここの歌い方は2番以降もずっと好きで頭に残っていますね。僕がレビューでよく言う聞く人の印象に残らせる引っかかり、所謂『フック』ってやつです。ところで『Power girl』のところは『パワーがある』と掛けているのでしょうか。……どうでもいいですね。

何処を切り取っても今までポピパにはなかった切り口の曲で、聞いていて非常に楽しいです。こういう曲ばかり来られると困ってしまいますが、たまにやってくると良いスパイスになりますね。自己紹介ソングらしく、各メンバーのソロボーカルパートでは担当楽器が目立つフレーズを演奏しているのも注目ポイントです。


終わりに

さて、ひとまず連続リリースされたシングルの一つを書き終えました。今回から読みやすくなるように、あまり無駄に文字数を増やさずに要点を突いて文章量を押さえてみました。書く側も書きやすいですし一石二鳥です。ブログのデザインも別のものに変更してみたのですが、如何でしょうか? 個人的には前のものより殺風景ではなく読みやすくなったのではないかなと思います。それとタイトルも今までのようなキャッチコピーを書くと、検索で表示された時に分かりづらくなるのでやめました。下手したらあれ考えるのに一番悩みますし。
可能であればこの週末に全て書き切ってしまおうと思うので、これを投稿し終えたら二枚目の準備に取り掛かろうかなと思います。頑張ります。

それではさようなら!


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