こんばんは、僕です。
今回はPastel*Palettesことパスパレの1stシングル『しゅわりん☆どり~みん』のディスクレビューです。初期ガルパでは効率曲として、それこそ耳にタコができるほど聞いたしゅわどりが収録されています。ゲーム中ではあまり集中して聞くことがなかったので、フルやインストを聞くことでどんな発見があるか楽しみにしていました。しっかり聞いてみるとただアイドルソングしているだけではないな、というところが見えてきました。それでは書いていきましょう。
しゅわりん☆どり〜みん
しゅわりん☆どり〜みん
賑やかで可愛らしいサウンドとギャップのあるギターフレーズ
パスパレはアイドルのバンドですので、曲そのものはとても明るくてポップ、そして可愛いです。『アイドル』と言われてしっくり来る曲と言いましょうか。実際にこういった華やかな曲を現実のアイドルも歌うのかは詳しくないので分かりませんが、『アイドルらしい曲』と言われるとこんな曲が思い浮かぶステレオタイプがあるように思えます。8月に発売が控えるハロハピの曲も賑やかで明るい曲ですが、それとは違った明るさや賑やかさだと思います。シンセの音やペットの音がとても華やかです。
個人的に気に入ってるのはサビなどで聞こえる『チン』というベルのようなトライアングルのような音。シンセとペットの音が賑やかさを演出している裏で、この音が華やかさを出してくれている気がします。あと、この音は基本的にボーカルラインに沿って鳴ってるんですよね。これが後述する歌詞が頭に残ることにも一役買っているのかもしれません。
こんな可愛い曲ですが、鳴っているギターの音は普通にロックバンドのそれだというところにギャップがあります。そもそもしっかりバンドサウンドで作られているので当たり前ではあるんですがね。特にギターソロは本当にアイドルの曲っぽくないかっこよさ。最近はアイドルの曲にもバンド然としたかっこよさのものが多かったり、そういうコンセプトのアイドルもいますが(BiSH、BABY METAL等)が、アイドル+ロックのギャップがいいですよね。
めちゃくちゃ頭に残るサビ
多分ですけど、大体の人はこの曲のサビが頭によく残っているんじゃないかと。もちろん僕もその一人。サビ頭がユニゾンで歌われることや、曲の展開自体もサビで解き放たれるような展開なのが要因の一つだと思います。特にユニゾン部分が多い点は大きいですね。
あとは歌詞の耳触りのよさも挙げられるかもしれません。『しゅわしゅわ! どり☆どり〜みん 』のところは演奏がボーカルラインと重なる上にサビ以外にも出てきたらするのでかなり意識に残る気がします。歌詞も擬音的だったりひらがな多めだったりでステレオタイプなアイドルっぽさはここにも出ていて、普通の歌詞じゃないぶん分記憶に残ります。
パスパレボリューションず☆
視界がひらけたような前を向ける曲調
ガルパのストーリーの展開的にも曲調は前向きなものです。しゅわどりに比べるとバンドっぽさが増しているような気がしますね。当て振りではなく自分たちで演奏することを選んだストーリーに合わせてバンド感を強めたのかもしれませんね。サビでぱぁーとひらけたような曲調になるのはしゅわどりも共通ですがやっぱりいいですよね。ボーカルのユニゾンが心地いいです。サビ直前あたりで地味にティンパニーのような音がして囃し立てているような感じもします。
この『パスパレボリューションず☆』はしゅわどりよりもギターが目立っていて様子です。どうでもいいことですけど、日菜がこのギター弾いてると思うとアレですね、いいっすね……。今回のギターソロはしゅわどりよりギターを鳴かせていてエモい。大好きです。
ストーリー性とアイドルソング的な言葉選び
お馴染みですが、今回も歌詞はガルパのストーリーに関連しています。基本歌詞の話になるとガルパのストーリー見てくれってことになるのが悩みどころですね……。ネタバレになるのであまり深く話したくもないですし。まぁ基本は『自分らしく』や『めげない』なんてことが歌われている歌詞です。マイナスからスタートすることになったパスパレが改めて再出発の第一歩を踏む曲なわけです。曲だけ聞いてもかっこいいんですけど、やっぱりストーリーを見た上で聞くと深みが増しますね。
しゅわどりに比べしっかりとした日本語が多い歌詞ですが、要所要所に擬音的な言葉が使われているのが面白いですね。『おんがくのしゃらら〜ん♪』ってなんでしょうか、なんでしょうね。こういう変わった歌詞は一聴してよく分からないので逆に印象に残るんですよねー。
まとめ
総じてアイドル的な曲調や言葉選びに割とはっきりとしたバンド感が組み合わさった曲たちでした。とても煌びやかで可愛い曲ですが、そこに乗っかるギターソロは実にロックバンド然としています。ボーカルの前島さんの声が特徴的なので、擬音的だったりするちょっと突飛な歌詞と共に記憶に残りやすい曲になっていると思います。 特にサビの開放感は2曲とも魅力的ではないでしょうか。アイドルなのでコール要素も元々散りばめられていますし、どちらもライブ映えしそうな曲です。
終わりに
Roseliaに続くガルパ発バンドのCD発売ということで、色々と楽しみにしていたわけですが非常に満足できる1枚でした。ジャケットもすごく可愛い。これポイント高いです。本文の中にもバンドっぽい曲をやるアイドル云々書きましたけど、リアルパスパレみたいにアイドルだけどバンドやるみたいなのも出てきたりしそうですね。バンドのアイドル化なんて言われることもある昨今ですけど、逆にアイドルのバンド化なんてのも面白い気がします。
ガールズバンドはアイドルっぽいんじゃ?と思う人いるかもしれませんけど、少なくとも僕の知ってるガールズバンドは昔の男disる歌を歌ってたりブスがどうたら歌ってたりするんで全くアイドルじゃないです。エグいことしか歌ってないぞ。バンドリで描かれるガールズバンドは高校生のガールズバンドっぽさはすごくあるんですけど、リアルなガールズバンドっぽさは皆無ですからね。あんなキラキラしてねぇ、もっとゲスいんだ。
長々と書きましたけど、次のディスクレビューは多分ハロハピまでないです。色々CDは買いますけど。ディスクレビュー以外にもまた書いていきたいですからね
それでは今回はこの辺で、さようならー。