声優・バンドの深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ中心に書いていきます。

【ディスクレビュー】多様な音色が作り出す音の遊園地 ハロー、ハッピーワールド! 3rdシングル『キミがいなくちゃっ!』

こんにちは、僕です。
本日はハロー、ハッピーワールド!の3rdシングル『キミがいなくちゃっ!』のレビューを書いていきます。
各バンドの2章楽曲もこれで全て出揃いましたね。満を持して発売された今作も非常に良い曲が収録されていますので、早速書いていきたいと思います。


キミがいなくちゃっ!

キミがいなくちゃっ!

ハロハピの持ち味である明るさを存分に発揮するバンドストーリー2章の曲です。一つのバンドから生まれるとは思えないほど色とりどりの音が使われていて、非常に楽しい曲ですね。
イントロで鐘の音が聞こえたかと思うとDJのスクラッチが入り、ブラスやサッスクの音までふんだんに使われています。バンドという基本的に使われる音が限られる枠組みを気にせず、ここまで自由な音楽を奏でてしまうのはハロハピの特徴であり特性なのかもしれません。

この曲はメンバー全員が本格的にボーカルを担当するのですが、この形態って今まであるようでなかったんですよね。ハロハピの場合投げ込みやコーラスで他のメンバーもよく歌ってたので、みんなが歌うことの印象はあったのですがしっかり主メロを歌うのはこれが初めてでした。
それぞれのボーカルもとても好きなのですが、注目したいのはやはりBメロの薫、つまりは田所さんでしょう。ここはそれまでと違ってオシャレな展開に移行し、ボーカルもよく目立つパートです。薫のキャラ声が低めなのでメロディーが締まるというのは勿論ありますが、彼女の歌唱力を信頼して任せている側面も大きいでしょう。こともなげに歌い上げる様子が余裕すら感じます。ここで空気が変わるというか、一気に引き込まれるんですよね。田所さんが歌っていなければここまで力のあるBメロにはなっていなかったのではないかと思います。

ストーリーでは寂れた遊園地に活気を取り戻すため奮闘することになるのですが、まさしく音の遊園地と言えるような曲だと思います。

歌詞はいつもながら2章のストーリーと密接に関係する内容になっています。是非ストーリーを読んでから曲を聴いていただきたいです。言葉選びの関係で一見深い意味はなさそうに見えるハロハピの歌詞ですが、実際は割とストレートに想いが表現されているものです。ストーリーを知って状態で聴くと涙腺をくすぐられますし、メロディーに潜む少し切ないところがより刺さるのではないでしょうか。



わちゃ・もちゃ・ぺったん行進曲

個人的にイントロから最高に心を掴まれた曲です。リリース済みのハロハピの曲だとファントムシーフと並んで大好き。
どことなく一昔前のJ-POPを彷彿とさせるギターサウンドがたまりません。なんだか星野源っぽいんですよね。というか、『恋』のギターに少し似てる感じと言った方がいいかもです。僕的には大好物な音です。細かいフレーズをたくさん弾いているのも相まって、曲の要の一つであると思います。
間奏やBメロ、サビなどで鳴る鈴のような音も注目です。サビは主メロに沿って鳴るのでサビを際立たせてくれますし、何より透明感のある音で綺麗ですよね。この音があるとないではだいぶ曲の印象も変わるでしょう。

こころと花音のデュエットソングということで、中の人的にPyxisですね。もちろんキャラ声なのでちょっと違いますが、やはり声の相性が良いので聞きやすいです。薫じゃないですが、花音の歌声が儚げな感じなのではつらつとしたこころのボーカルとよく合っていると思います。

イベントストーリーに合わせたペンギンをイメージする擬音なども歌詞に散りばめられた曲ですが、それがとても耳に残るのでキャッチーさも高い曲になっていますね。特にサビの“わちゃ!もちゃ!わちゃ!もちゃ!”がめちゃくちゃキャッチーで可愛い歌詞です。
『キミがいなくちゃっ!』の方でも書いたことですが、この曲でも遊び心のある歌詞の中にグッと来る歌詞が散りばめられています。僕が好きなのは“かさぶたがやさしく 自信をくれるの”という歌詞です。転んで怪我をしてもその経験が自信になるという前向きなメッセージが感じられます。



終わりに

今回のシングルは、とにかく楽しい音が詰まったシングルだったんじゃないかなと思います。ハロハピの良いところが存分に感じられるのではないでしょうか。
1週間程お待ちをと言って少しオーバーしてしまいましたが、している間にシングル3枚同時リリースによって書いてないシングルが一気に溜まってしまいました。纏めてではなく出来次第一つずつ投稿しますが、こちらはいつもよりお時間いただくことになりそうです。気長にお待ちいただければと思います。

それでは今回はこの辺りで。さようなら!