多趣味と深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ、映画レビューなどを書いていきます。

【ディスクレビュー】ハイレベルな演奏が織り成す先輩バンドの貫禄 Glitter*Green『Don’t be afraid!』

こんにちは、僕です。
今回は先日発売されたGlitter*Greenの最初で最後のシングルである『Don’t be afraid!』のレビューになります。
ショートバージョンの音源が世に出てから1年半以上経ち、ようやくフルバージョンの発売となりました。グリグリのCDはこれが最初で最後のようですが、それはあまりにも勿体無いと感じさせてくれる良曲が収録されています。
それでは書いていきましょう。

Don’t be afraid!

Don’t be afraid!

今回のフルバージョンは完全取り下ろしということで、以前サントラに収録されたショートバージョンと比べると変わった部分が見られます。
まずキーが少し下がっていますね。恐らく半音程度下がっているのではないかと思います。また、楽器隊の弾いているフレーズも結構変わっています。元のバージョンに比べてキーボードがより目立つ曲になったなという印象です。ピアノロックらしさが増したと言ってもいいでしょう。
ギターボーカルのゆり先輩はこんなフレーズ弾きながら歌ってるのかと思うと脱帽です。やってることは3ピースバンドと同じなので、実際に再現しようとしたらバンドリで一番難しいかもしれませんね。特にラスサビは歌いながらなんか凄いフレーズ弾いたな!?ってところがあるのが見どころです。

歌詞からは音楽やバンドに対する彼女達の熱い想いが歌われているように感じました。この想いってバンドを音楽が好きで初めて楽器を弾いた時の想いや、初めてバンドで演奏した瞬間に感じる想いに通じる普遍的なメッセージなんじゃないかなと思います。だからきっと、この歌詞が刺さる人って多いはずです。
そしてそれは作中のキャラクター達にも言えることですよね。香澄は初めてギターを弾いた興奮そのままGlitter*Greenのライブでこの曲を聴きました。それがキッカケでバンドを組む決意をする訳ですが、この時の感情はこの曲の歌詞そのままだったんじゃないでしょうか。まさしく“いつまでも冷めない「恋」をした”のかもしれませんね。

Glee! Glee! Glee!

一曲目に比べて爽やかなサウンドが印象的な曲ですね。こちらもショートバージョンと比べ、キーやフレーズが変わっています。やはりピアノロック路線が強く出ていますね。『Don’t be afraid!』が力強い曲なのに対して、こちらは疾走感のあるアレンジの曲になっています。バンド楽曲としての纏まりはこの曲の方が高いようにも思えます。

歌詞はとても前向きで希望のあるものになっていて、曲名の通り「喜び」を感じる歌詞です。春や初夏を感じるワードが多く使われているのも非常にポジティブな印象を与えてくれます。
2曲しかありませんが、Glitter*Greenの歌詞はこうした勇気づけるようなものが揃っています。高い演奏力はさることながら、歌詞を通して後輩バンドにメッセージを送っているようにも思えますね。先輩バンドらしい

終わりに

やはり三森さんのボーカルは魅力的ですし、サウンド面も他のバンドにはない特徴があるのでこれっきりというのはもったいないと思ってしまいます。メンバー数がガルパの編成人数に合わせられないのも大きいのかもしれませんね。グリグリでの重厚なピアノロックとかも聞いてみたかったのですが……。

更新までに割と時間がかかってしまったので明日にはハロハピの3rdが発売してしまいますね。一応間に合ってよかったです。次は1週間を目安に更新できればなと思います。

それでは今回はこの辺りで。さようならー。

Don't be afraid![通常盤]

Don't be afraid![通常盤]