はてな日記大作戦

好きなことを気の向くままにつらつらと。主にバンドリを中心とした音楽関連のディスクレビューやライブレポを書きます。

山中慎介のラストマッチがこんな形で終わるなんて悲しすぎる

こんにちは、僕です。
先日3月2日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチ、ご覧になられたでしょうか? 山中慎介とルイス・ネリのリマッチということで非常に注目度の高い試合でした。試合前に山中はネリに勝てるのかという記事を書こうと思っていたんですけど、ちょっとタイミングが合わずに書けませんでした。なので試合後に結果を踏まえて思うことを書いていこうかなと思っています。


こんなに憤りの残る世界戦はない

正直に申し上げますけど、こんなに釈然としない世界戦は初めてでした。処分は下らずとも、ネリは前回の試合で薬物使用の疑いがかけられました。そのリマッチで体重超過、この体たらくかと。それも少しではなく2kg以上の超過です。これは一つ上の階級であるスーパーバンタム級のリミットすらオーバーしている数値です。普通ならこんなこと有り得ません。度々世界戦における体重超過は問題になりますが、ここまでオーバーするのは珍しいのではないでしょうか。詳しくは様々なネットニュースに載っているのでそちらを参照していただければと思いますが、初めからリミットオーバーする算段でいたのではないかという疑いは拭えません。体重制限を設けているスポーツでその制限を守れないと言うのは、単純に選手失格だと僕は思いますし、計量をパスできなかった時点で本来は即刻試合を中止するべきです。しっかり計量を突破した選手にはデメリットしかないのに、相手は王座を失いはしますが戦う上でのデメリットは皆無だからです。今回は前の試合のバックボーンがある上に、山中のラストマッチとなってしまったので余計に憤りを感じます。真っ当な試合で負けたのなら見ている我々も素直なネリを祝福して、山中を労えだでしょう。だけどこれではあまりにも……。

体重超過がなければ勝てたのか

ならしっかり計量をパスした何も問題のない試合だったら山中が勝てたのか。結論から言いますと、それでも勝利は厳しかったのではと感じています。コンディション的な余裕がネリにはありましたし、そこから来る身体のキレやパワーはありました。山中のメンタル的な問題もあったでしょう。しかし今回の倒され方を見ると、ネリの持ち味であるラッシュ力に結局は押し込まれ挙句綺麗にカウンターも合わされています。それに数試合前から感じていたことではありますが、山中は打たれ弱くもなっていました。恐らく同じ条件で試合をしていたとしても最後にリングに立っていたのはネリだったのではないでしょうか。もちろん山中にも勝利の可能性はありましたが、体重超過の諸々の話を置いておくとしても今回はその芽を完全に潰されてしまったという印象が強いです。真っ当に戦っても強いボクサーだけに、どうしてこんなことになってしまったのか。それを悪びれる様子もないのか。その点が余計に目についてしまいます。

体重超過問題を見直すチャンス

ただ、ある意味ここまで体重超過問題が取り沙汰されているのはこの問題を是正するためのチャンスでもあると思います。昨今は世界戦レベルで体重超過問題が多く発生しています。超過すればチャンピオンにはなれませんが、勝つ確率はグンと上がりますしファイトマネーももらえるし、大きなデメリットもない。故に勝ちさえすればまたチャンピオンになれるチャンスは来ると、この愚行を行う選手が出てきてしまうわけです。ルールがあるスポーツとしても問題ですし、何より試合する選手にとっては命にも関わる非常に危険な問題と言えるでしょう。本来なら試合を行わせるべきではありません。嫌ならやらなければよかったとかいうコメントもあったようですが、付いているテレビ局の放送権やら興行の側面やらでやるしかないというのが現状なのです。なので試合出場停止処分やファイトマネーの全額没収など、重たい罰則を主要4団体で制定する必要があると思います。今回の一件でネリはJBCからは1年間の日本招聘禁止が、WBCからは無期限の出場停止処分が下りました。ファイトマネーの方も現状7割の支払いを見合わせているところだそうです。これを機に4団体で体重超過に対する共通のルール・罰則を作り上げ、体重超過問題をなくしていく礎にしてもらいたいと強く思うばかりです。せめて少しでも、山中の負けが意味のあるものになって欲しいです。


今回はこの辺りで。お疲れ様でした。