こんにちは、僕です。
今回はAfterglowの3rdシングル『ツナグ、ソラモヨウ』のディスクレビューです。
収録曲を並べるとどこか落差のあるシングルで、タイミング的にも『Y.O.L.O!!!!!』が先じゃないんだな〜と思いました。ここで出さないのなら、どうせならパスパレverと合わせて配信発売するとかしてくれたら面白いですね。
まぁそんなことは置いておき、早速1曲目からレビューをしていきましょう。
ツナグ、ソラモヨウ
ツナグ、ソラモヨウ
正統派ガールズロックと言えばAfterglowですが、この曲もそんな彼女達らしさが詰まった曲です。ストレートにかっこいい!
実にバンドらしい曲で、バンドリに興味のあるバンド好きの人にはこの曲か『Scarlet Sky』を勧めておけば間違いないと思います。それくらいバンド音楽として奇をてらうことなく勝負している曲ですし、カッコいい曲です。
変に変わったことをやらないからこそ、曲の想いや熱量が直に伝わってきます。音に芯が通っている、とでも言いましょうか。彼女達の曲は少しクサいようなことをぶつけてくる曲が多いです。そういう歌詞で変わったことをやると、歌詞の想いを誤魔化してしまうことになると言うか、そのクサさを自分達で茶化してしまうように感じてしまいます。この歌詞を真っ直ぐ届ける為にはこのアレンジが最適解だと僕は感じます。
例によって歌詞の方は2章ストーリーを読むと一層楽しめるので、まだ読んでないという方は是非読んでから歌詞を読み解いてください。飾らない剥き出しの想いがこもったこの歌詞は、まさしく「美竹蘭」にしか書けない歌詞です。一歩大人になった蘭が見せる強さ、そして5人の「いつも通り」をこの先も繋げるという想いが非常に良いです。ポピパは「青春」を歌うバンドですが、Afterglowはその中の要素である「友情」と「大人になっていくこと」を歌うバンドなんだと思います。ただこの曲、モカはどんな気持ちで演奏しているんだろうなぁと思ってしまいます。詳しくは2章ストーリーをぜひ読んでください。
サウンド、歌詞、歌のテーマと全てがリアルバンドさながらな曲です。野外で見たいバンドリバンドランキングでブッチギリの1位。夕日をバックにした野外ステージで、ファンのシンガロングが起きる光景が想像できます。この曲に関しては正直、アニソンらしさは声優が歌っている点を除いて限りなく薄いです。ここまでの振り切り方が出来るのは、やはりAfterglowしかいないでしょう。
Jamboree! journey!
一曲目とは一転、コミカルなサウンドが特徴的な曲です。ちょっとカントリーや70年代ポップスなどの雰囲気も感じますね。さりげない(ゴリゴリの時もあるけど)ベーススラップがテクくて好きです。
要所要所でギターが、波の音や海を連想させるような印象に残るフレーズを弾いている(サビのところとか)のも注目です。この曲が使われたイベントでAfterglowの面々が、井ノ島という江ノ島をモチーフにしたスポットへ遊びに行っているので、そこから持ってきたフレーズなんだと思います。ドライブミュージックなんかにも良い曲なんじゃないでしょうか。
歌詞は今までのAfterglow曲の中じゃ圧倒的にユルイですね。遊んでいる最中の会話を歌詞にしているみたいな雰囲気です。キャラががっつり喋る系の曲って全バンド通してもなかった気がしますね。まだリリースされてない曲にはあったかな? ちょっと定かではありませんが、Afterglowとしてだけでなく珍しく曲です。多分この曲はメンバー全員で歌詞を書いたんだろうなと想像できますね。
ただ、全編そんな歌詞なわけでもなく、サビでは蘭らしい愚直なメッセージも歌われます。ただプチ旅行が楽しいというだけの歌ではなくて、やっぱり5人の友情が中心にあるんですよね。どれだけ蘭がこの繋がりを大切に思っているのかが推し量れますね。
終わりに
『ツナグ、ソラモヨウ』がとにかくクオリティの高い曲で大好きなんですが、『Jamboree! journey!』もスルメ曲で聴いてるうちにハマってきますね。こうなってくると再三言ってますがやはりライブが見たくなります。ガルパライブ第2弾、今度はもっと曲数も増やしてやってほしいですね。
それでは今回はこの辺りで。さようならー。
- アーティスト: Afterglow
- 出版社/メーカー: ブシロードミュージック
- 発売日: 2018/10/31
- メディア: CD
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