多趣味と深読み解剖研究室

知識のない音楽オタクが声優アーティストやバンドを深読みする。バンドリを始めに声優アーティストやバンドのディスクレビュー、ライブレポ、映画レビューなどを書いていきます。

そんな受賞者誰も予想できねぇよ

ノーベル文学賞、発表されましたね。正直今年も村上春樹は無理かなぁと思っていて、案の定予想通りにダメでした。個人的に村上春樹の作品はノーベル賞取るような作品とは少し違うんじゃないかなと思ってるので、今後取れるのかどうかって点については、結構疑わしく思ってます。

でも今回の文学賞の話題は、村上春樹ではないわけで。
受賞者、ボブ・ディラン……? 同姓同名の作家かな……?

まぁあのミュージシャンのボブ・ディランだったんですがね、結局。まさかまさかの受賞ですよ。そりゃまさかミュージシャンが受賞するなんて思いもしませんて。

まぁ、勿論詩も立派な文学です。それは歌詞だって例外じゃない。だから文学賞に選ばれるのも、本質的には何も間違いじゃないんですけど……。やっぱり本職の作家を差し置いて、ミュージシャンが受賞するってのはどうなんだろうと、複雑な気持ちにもなります。
ボブ・ディランって自分で本書いて出版したりしてましたっけ? 関連書籍はたくさんあると思うんですけど、その辺はどうなんでしょうか。仮に書いてたとしても、評価されたのはその作品じゃなくて歌詞なんであんまり関係ないことですが。

僕個人としてはまぁ思うこともありますけど、『歌詞』を『文学』と考えて、ミュージシャンまで受賞者の範囲を広げた場合、確かに最初に受賞すべきなのはボブ・ディランなのかなというのが本音です。
本人は不満も反発もあったみたいですけど、プロテストソングとしてアメリカを始めに世界中の人々に影響を与えたわけですから。社会に与えた影響は絶大でしょう。
ノーベル文学賞は俗っぽい作品より、社会に訴えるような作品を選びやすいのでは?って意見もあるし、そことも結びつきますよね。

何はともあれ、ボブ・ディランのコメントが楽しみなところ。ひょっとしたら辞退する意向を示したりすることも考えられるんじゃないかなと、個人的には思ったり。