エンタメ感想製作所

音楽や映画、ゲームなどの感想・レビューを素人なりに投稿。専門知識はないけど好きな気持ちは皆平等。

【ネタバレ注意】バンドリOVA先行上映会in東劇

こんばんは、僕です。

本日7月16日、東劇にて行われたバンドリのOVA先行上映会昼の部に参加してきました。OVAだけ見るのかと思ったらアニメの12話と13話も流されたので、トークと合わせたら2時間くらいのイベントでした。席がD列だったのでキャスト陣を近くで見られてよかったです。まぁその辺りの話は置いておいて、OVAの内容の話をしましょう。当たり前ですがネタバレ注意ですのでご注意を。

 

さて、OVA「遊んじゃった!」ですが、個人的にはアニメ全13話を含めても一番面白かったですね。放送当時から言っていたことなんですけど、バンドリのアニメはライブしてるよりも日常回やってる時の方が面白いんですよね、キャラの個性が立ってるので。今回はライブパートもありましたけど、9割は日常パートなのでとてもよかったです。ポピパもRoseliaもいいキャラしてるので、他のガルパのバンドもアニメで見たいですねぇ。続編あるなら全バンド出てくる賑やかなアニメが見たいです。ライブシーンはオマケ程度でもいいと思います。

 

内容としてはポピパが海に遊びに行き、Roseliaは近くで合宿をしていて息抜きに海にやって来る。そこで両者が遭遇して云々といった感じです。海に行くというのは沙綾の希望で、劇中では浮かれた沙綾の姿が見られます。非常に可愛い。沙綾好きな僕にはたまらなかったです。沙綾だけじゃなくポピパの全員が楽しく遊んでいるところが見られてよかったですね。彼女たちのやりとりはやっぱり面白いですし、何より可愛いのでずっと見ていられました。

Roseliaの方はというと、紗夜と友希那のポンコツっぷりがとてもよかったです。曲のフレーズが浮かばずに寝っ転がってる友希那の周りにお菓子の袋が散乱してるのとか、フライドポテト紗夜とか、顔面落下する紗夜等々……。紗夜好きな人にもたまらない内容だったと思います。つまり僕です。Roselia側は結構色々発見がありまして、実は燐子って運動神経いいんじゃないかとか、友希那はギターで作曲しているとか、そんなことが描かれていました。リサはやっぱりRoseliaの潤滑油だなぁという感じ。あと相変わらずガチ姉でした。

ポピパとRoseliaのがっつりとした絡みは今回が初だったのでどんな感じなのかな、と思っていたんですが意外と仲良い感じでしたね。Roseliaはストイックなバンドですがそれを周りに強要したりはしないですし、リサ姉がいい感じにバランスを取っているのでいいチームだなと思います。ビーチバレーのところめっちゃ笑いました。

 

そうそう、海の話なので当然ですが水着姿を拝むことができました。意外とおたえ胸あるな……って感じでしたけど、寄せて上げてるのかもですね。大きさは有咲>沙綾>香澄>おたえ>りみの順ですかね。りみすげぇ貧乳だった。Roseliaの方はあんまりしっかり記憶してないんですけど、紗夜が意外と胸あった気がします。どうでもいいんですけど水着になった時髪を束ねてたのすごくよかったです。束ね髪超好きなんで。

 

さて、ライブシーン含めた楽曲の話をしましょうか。ライブシーンの方はテレビアニメの時より力が入っていたように思えました。演奏しているところがかなりがっつり映っていました。新曲の「八月のif」はなんと香澄と沙綾のツインボーカル。ポピパのボーカルツートップによる歌はよかったですねー。流石に一回聞いただけじゃどんな曲だったか詳細には覚えてないですが、サンフラワーより夏感あった気がしますね。

Roseliaの新曲「熱色スターマイン」は陽だまりロードナイト的な曲なのかと思いましたが、トークで明坂さんが言っていた通りBLACK SHOUTの親戚のような曲でした。かなり激しめでかっこいいです。この曲もBメロであこがボーカルを担当しています。あこ役の櫻川さんはかなり歌が上手いらしいので、こちらも高歌唱力同士のボーカルでした。どっちの曲も早くじっくり聞きたいです。

 

今回のOVA、繰り返しになりますが本当に面白かったと思います。来月の上映会行けたら行こうかなって少し思いました。待っていればいずれいくらでも見られるわけですけど、普通に気に入っちゃいました。テレビアニメの方もこういう感じで最初からやってくれたらな、とちょっと思ったり。次があるならもうバンドは結成してますし、なんでもない日常多めで見たいですね。もちろん他のバンドも登場してほしいです。

それではさようならー。

【ディスクレビュー】アイドルポップとバンドロックで頭がしゅわる Pastel*Palettes 1stシングル『しゅわりん☆どり~みん』

こんばんは、僕です。

今回はPastel*Palettesことパスパレの1stシングル『しゅわりん☆どり~みん』のディスクレビューです。初期ガルパでは効率曲として、それこそ耳にタコができるほど聞いたしゅわどりが収録されています。ゲーム中ではあまり集中して聞くことがなかったので、フルやインストを聞くことでどんな発見があるか楽しみにしていました。しっかり聞いてみるとただアイドルソングしているだけではないな、というところが見えてきました。それでは書いていきましょう。

 

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しゅわりん☆どり〜みん

しゅわりん☆どり〜みん

賑やかで可愛らしいサウンドとギャップのあるギターフレーズ

パスパレはアイドルのバンドですので、曲そのものはとても明るくてポップ、そして可愛いです。『アイドル』と言われてしっくり来る曲と言いましょうか。実際にこういった華やかな曲を現実のアイドルも歌うのかは詳しくないので分かりませんが、『アイドルらしい曲』と言われるとこんな曲が思い浮かぶステレオタイプがあるように思えます。8月に発売が控えるハロハピの曲も賑やかで明るい曲ですが、それとは違った明るさや賑やかさだと思います。シンセの音やペットの音がとても華やかです。

個人的に気に入ってるのはサビなどで聞こえる『チン』というベルのようなトライアングルのような音。シンセとペットの音が賑やかさを演出している裏で、この音が華やかさを出してくれている気がします。あと、この音は基本的にボーカルラインに沿って鳴ってるんですよね。これが後述する歌詞が頭に残ることにも一役買っているのかもしれません。

 こんな可愛い曲ですが、鳴っているギターの音は普通にロックバンドのそれだというところにギャップがあります。そもそもしっかりバンドサウンドで作られているので当たり前ではあるんですがね。特にギターソロは本当にアイドルの曲っぽくないかっこよさ。最近はアイドルの曲にもバンド然としたかっこよさのものが多かったり、そういうコンセプトのアイドルもいますが(BiSH、BABY METAL等)が、アイドル+ロックのギャップがいいですよね。

 

めちゃくちゃ頭に残るサビ

 多分ですけど、大体の人はこの曲のサビが頭によく残っているんじゃないかと。もちろん僕もその一人。サビ頭がユニゾンで歌われることや、曲の展開自体もサビで解き放たれるような展開なのが要因の一つだと思います。特にユニゾン部分が多い点は大きいですね。

あとは歌詞の耳触りのよさも挙げられるかもしれません。『しゅわしゅわ! どり☆どり〜みん 』のところは演奏がボーカルラインと重なる上にサビ以外にも出てきたらするのでかなり意識に残る気がします。歌詞も擬音的だったりひらがな多めだったりでステレオタイプなアイドルっぽさはここにも出ていて、普通の歌詞じゃないぶん分記憶に残ります。

 

パスパレボリューションず☆

視界がひらけたような前を向ける曲調

 ガルパのストーリーの展開的にも曲調は前向きなものです。しゅわどりに比べるとバンドっぽさが増しているような気がしますね。当て振りではなく自分たちで演奏することを選んだストーリーに合わせてバンド感を強めたのかもしれませんね。サビでぱぁーとひらけたような曲調になるのはしゅわどりも共通ですがやっぱりいいですよね。ボーカルのユニゾンが心地いいです。サビ直前あたりで地味にティンパニーのような音がして囃し立てているような感じもします。

この『パスパレボリューションず☆』はしゅわどりよりもギターが目立っていて様子です。どうでもいいことですけど、日菜がこのギター弾いてると思うとアレですね、いいっすね……。今回のギターソロはしゅわどりよりギターを鳴かせていてエモい。大好きです。

 

ストーリー性とアイドルソング的な言葉選び

 お馴染みですが、今回も歌詞はガルパのストーリーに関連しています。基本歌詞の話になるとガルパのストーリー見てくれってことになるのが悩みどころですね……。ネタバレになるのであまり深く話したくもないですし。まぁ基本は『自分らしく』や『めげない』なんてことが歌われている歌詞です。マイナスからスタートすることになったパスパレが改めて再出発の第一歩を踏む曲なわけです。曲だけ聞いてもかっこいいんですけど、やっぱりストーリーを見た上で聞くと深みが増しますね。

 しゅわどりに比べしっかりとした日本語が多い歌詞ですが、要所要所に擬音的な言葉が使われているのが面白いですね。『おんがくのしゃらら〜ん♪』ってなんでしょうか、なんでしょうね。こういう変わった歌詞は一聴してよく分からないので逆に印象に残るんですよねー。

 

まとめ

総じてアイドル的な曲調や言葉選びに割とはっきりとしたバンド感が組み合わさった曲たちでした。とても煌びやかで可愛い曲ですが、そこに乗っかるギターソロは実にロックバンド然としています。ボーカルの前島さんの声が特徴的なので、擬音的だったりするちょっと突飛な歌詞と共に記憶に残りやすい曲になっていると思います。 特にサビの開放感は2曲とも魅力的ではないでしょうか。アイドルなのでコール要素も元々散りばめられていますし、どちらもライブ映えしそうな曲です。

 

終わりに

Roseliaに続くガルパ発バンドのCD発売ということで、色々と楽しみにしていたわけですが非常に満足できる1枚でした。ジャケットもすごく可愛い。これポイント高いです。本文の中にもバンドっぽい曲をやるアイドル云々書きましたけど、リアルパスパレみたいにアイドルだけどバンドやるみたいなのも出てきたりしそうですね。バンドのアイドル化なんて言われることもある昨今ですけど、逆にアイドルのバンド化なんてのも面白い気がします。

ガールズバンドはアイドルっぽいんじゃ?と思う人いるかもしれませんけど、少なくとも僕の知ってるガールズバンドは昔の男disる歌を歌ってたりブスがどうたら歌ってたりするんで全くアイドルじゃないです。エグいことしか歌ってないぞ。バンドリで描かれるガールズバンドは高校生のガールズバンドっぽさはすごくあるんですけど、リアルなガールズバンドっぽさは皆無ですからね。あんなキラキラしてねぇ、もっとゲスいんだ。

長々と書きましたけど、次のディスクレビューは多分ハロハピまでないです。色々CDは買いますけど。ディスクレビュー以外にもまた書いていきたいですからね

 

それでは今回はこの辺で、さようならー。

 

 

しゅわりん☆どり~みん

しゅわりん☆どり~みん

 

 

 

【ディスクレビュー】新たな息吹を呼ぶ楽曲、Roseliaが示す絆の形 Roselia2ndシングル『Re:birth day』

こんばんは、僕です。

今回のディスクレビューは予告通り、先週発売されたRoseliaの2ndシングル『Re:birth dayです。前回の『BLACK SHOUT』ではこれこそRoseliaといった楽曲を披露してくれましたが、今回は1stと比べ少し色の違う曲が収録されている印象。どういうことか、早速書いていきましょう。

 

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Re:birth day

Re:birth day

激しすぎないが激情を感じる新たな始まりの曲

1stシングルに収録された2曲ほどの激しさ・重たさはこの曲にはありません。ですがそのどれよりも激情的な熱さがある曲だと思います。ライブのクライマックス、大トリに全員で拳を掲げて聴きたい。そんな曲ではないでしょうか。元々力強い友希那――相羽さんのボーカルとマッチした“激しさ”より“勢い”のある曲という印象です。BLACK SHOUTや衣装の印象が強いだけにゴシックメタルな曲が中心なのかと思いきや、ここまで主体なのはMY FIRST STORYのようなエモより曲。ストリングスよりシンセといった感じですね。おそらく友希那の父親の影響があるのでしょう。

力強さという点では特に、サビの力強さが素晴らしいです。ドラムとキーボードがその強さを演出しているような気がします。非常に存在感の強いシンセの音からは、曲名の通り何だか新しい始まりを感じさせる“リスタート感”があるように思えます。このシンセの音がめちゃくちゃ好きです。ちょっと切ないけど前を向いている感じが心をくすぐります。燐子、普段はビクビクしていても演奏はすごく主張していていいですよね。

 

ガルパとリンクする生まれ変わったRoseliaの歌詞

 歌詞の方に目を向けてみると、今回もガルパのストーリーとのリンクが感じられます。ガルパプレイヤーならご存知だと思いますが、この曲はRoseliaのバンドストーリーを終盤まで進めることで解放される曲です。ちょっとネタバレになりますが、レコード会社から他バンドでのデビューを打診された友希那がオファーを迷ったことから始まったバンドの分裂と、再結束が歌われたものですね。やっぱりこれはみなさんがストーリーを見て、曲を聴いてもらうのが一番ですが多少は話していきましょう。

結果的に友希那は目的達成の近道を蹴り、Roseliaと共に歩むことを決めるわけです。歌詞にはそんな友希那の弱さやRoseliaとして歌っていくことの決意が書かれています。“絆”という単語が出てくるのが個人的な注目ポイントの一つですね。目的のために合理的な決断をしようと一度は思った友希那ですが、最後にはRoseliaの絆を選んだわけです。馴れ合うわけではなくとも、メンバーの中には信頼という絆が存在しているんだなぁと思いました。絆は柔らかくて暖かいと歌っていますから、彼女にとっていつの間にかRoseliaは大切なものになっていたのでしょう。友希那は意外と甘いところがあるというか、決して非情な判断をする人ではないんですよね。

あと、曲を締めくくる歌詞が『此処で成し遂げてゆく 未来』なのがニクいですよね。

 

陽だまりロードナイト

Roseliaらしくない曲調

 これまでのゴシックやエモといった雰囲気の曲とは違う、Roseliaらしくない曲というのが一聴したときにまず思ったことでした。こういった優しげのある曲はどちらかと言えばAfterglowの曲に近い印象です。立ち位置的にはアルバム内のバラード曲的な雰囲気でしょうか、バラードではありませんが。

曲調がRoseliaらしくないとは言いましたが、ここのサウンドを切り取ってみるとそこはしっかりRoseliaらしい音を鳴らしています。ギターとベースも鳴らしている音は重たい音を鳴らしています。Roseliaの特徴の一つでもある、主張の激しい目立つキーボードも健在です。というか、この曲のキモはキーボードの音色かもしれませんね。シンセはこれまでの曲に比べれば比較的控えめですが変わらず楽曲を支えてますね。サウンド面はあまり変化がなくともガラリと雰囲気が変わって聞こえるのは、音楽の面白いところだなぁと思います。

歌詞のところで話すことですが、この曲はリサに向けて書かれた曲なのもありベースのスラップが間奏にあるのでそこは聞きどころの一つですね。

 

素直な感謝を歌った「ありがとう」の歌

 さて、注目の歌詞ですが、一言で言えば“感謝”を書いた歌詞ですね。友希那から、ひいてはRoseliaのメンバーからリサに宛てた感謝の歌です。温かみのある歌詞がはじめから終わりまで綴られていますね。心なしか友希那の歌声も優しい気がします。歌詞を見るとリサの存在がどれだけ大きいものとして見られているのか分かります。ガルパのイベントストーリーを見た人はご存知でしょうが、Roseliaはリサがいないと回らないので当然ですね。さしずめリサはRoseliaのバランサー、潤滑油のようなものなわけです。

Roseliaの曲は決意とか信念といった想いがよく歌われているので、やはり今回の歌詞も意外性のあるものでした。馴れ合いはいらないと言ってはいますが、しっかり絆や友情はあるんですよね。まぁ馴れ合いの言葉の意味は別に仲良くしないとかそういうわけではないので、当たり前と言えば当たり前なんですが。

個人的にサビで友希那以外が揃って歌うパートが用意されているのが熱いです。そこはメロディも綺麗ですし、上ハモが心地いいんです。歌いたくなる感じです。

 

まとめ

 今回の2ndシングルは1stで見せた『Roseliaらしさ』とは違う、新しい一面を感じさせるものだったように思えます。『Re:birth day』も『陽だまりロードナイト』もRoseliaらしさを感じさせながらも今までとは違うアプローチをしてきていたと感じました。『Re:birth day』ではそれまでの激しさを抑えながらも激情を演出し、『陽だまりロードナイト』はメロディの美しさに一層意識を向けることができました。

1stライブを行う前にこの2曲を追加したのは、セトリ構成を考えてのこともあったのかなと思いました。持ち曲のメリハリも今回の2ndシングルにより付いてきたのではないでしょうか。

 

おわりに

まずは発売からまた間が空いてしまって申し訳ないです。ちょっと忙しくて手を付けられない日が続いていましたが、なんとか一週間で完成させられて良かったです。

1stライブの追加公演が発表され、僕ももちろん応募しているわけですが、もし行けたらRe:birth dayを拳を挙げて聴きたいなぁと思う所存。最初はそれほど惹かれなかった曲なんですけど、例によって繰り返し聴いてたら好きになってきました。今後はどんな曲が増えていくのか楽しみですね。

それにしても有明コロシアムですか……。キャパが7000だと発表されましたが、埋まるのかどうか。まぁポピパが武道館の1万オーバーを埋められたので大丈夫だとは思いますが、バンドリはつくづく冒険するなぁと思いました。それだけ自信があるんでしょうけど、こちら側としては毎度ヒヤヒヤさせられて仕方ないですね。

 

それでは今回はここまで。お疲れさまでした。

 

 

 

Re:birthday(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

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